これから、わたしたちどうなるの
文字数 616文字
朝のホームルーム。担任の赤居が入ってくる。いつもと変わらないような少しだけ不機嫌のような。この先生は大抵感情をあらわにしないけど。
そうだ。また死者の報告でもするのかな。そう言えばもう何人……
そうだ。また死者の報告でもするのかな。そう言えばもう何人……
最初に死んだ四副、瑠備姉妹、草鳥ら三人、それからこないだの……
えっ。
わたしは草里を横目でチラリと見る。赤居はまだ続けている。どうする? 草里。草里はわたしに目もくれず、いつもと変わりない。かったるそうな表情。
あれからも草里は、永眠画廊や裏町の業者とかにも通っていたそうだけど、もしかしてどこかから漏れたのか……仮にそうでなくても、この一ヶ月程で七人、死んでいる。わたしたちにはどこかあたりまえのような感覚になっていたけど、考えれば、普通ではない。
あれからも草里は、永眠画廊や裏町の業者とかにも通っていたそうだけど、もしかしてどこかから漏れたのか……仮にそうでなくても、この一ヶ月程で七人、死んでいる。わたしたちにはどこかあたりまえのような感覚になっていたけど、考えれば、普通ではない。
赤居はそう終えた。草里……草里は、変わりない。次の瞬間。
草里が立ち上がった。
教室を出て行こうとしていた赤居が、立ち止まる。
教室を出て行こうとしていた赤居が、立ち止まる。