第32話  Harlem River(歌)

文字数 3,132文字



ここにおけるタイトルの「ハーレムリヴァー」は、

分けてある、物理的境界線、それとしての海峡のことらしい。マンハッタンは、ニューヨークにおける成功者達の生きて住まわる場所、片やブロンクスエリアの方は、人生におけるその敗者、敗北者、落伍者、負け犬らが…それらとしてのものらが、それらとしてのものでしかないものらが、(つど)う、(あつ)まる、(あつ)まってきてしまってる…、そんで、単に惰性なるだけをもって、()きて、生活(せいかつ)して、()らしているだけの、そんな場所なんだそうだ……。(出典オモコ)
  



         https://www.youtube.com/watch?v=JjXEXox3668




Harlem River talk to me
河沿いに歩いていると…

Tell me what you think about
何を今お前は考えているのか?、それを俺に教えてくれよって言ってくるんだ…

Harlem river I'm in love love love love
ハーレムリヴァー…俺は愛しているんだ‥ほんとに、こころから‥愛しているんだ……

Harlem River talk to me
河が俺に話しかけてくんだ…

Where' we headed now
俺たちゃいったい何処へ向かっているんだいって……

Harlem River I'm in love love love love
河よ!お前にだけは伝えておきたい、
俺は愛しているんだ‥ほんと心から‥ここでの生活を、
この街の全体を、そのすべてを、愛してるんだ……

All because of you
それもこれも全部みなお前のお陰だ……
(お前が不本意ながらも明確なるその区分を創り上げてくれてるお陰だ……)

In my pearl and my diamond shoe
俺の真珠の(ネックレス)と、ダイヤモンドで飾られた靴ん中に……



I climbed a cloud
俺は雲の上に、登ったにも等しい気分だった‥

Now I stole the moon
今じゃ〜、あの月までもを盗んでやったのさ。

Harlem River
ハーレムリヴァー…

All because of you
すべてお前のお陰さっ…

And Harlem River swallow me
そして、お前‥ハーレムリヴァーは、とうとう、この俺を、
飲み込もうと、飲み込まんと、してきてる……飲み込みに入ってきてしまってる…

Put your hands around my neck
俺の首筋に、お前は、手を絡ませて‥絶対逃さないよう、手を回して来てる……

And Harlem River I can't breathe
そして、だもんなんで、俺は呼吸ってやつができない、できないようなってきてしまってる。

They've got the lights down now
今はもう彼らは俺への注目を止めてしまってる。
かってのあのスポットライトは脇へと避けられてしまってるんだ。
申し訳無さそうに、目を伏せながらにしてでしかもう俺を見ないんだ!

And Harlem River give me wings
そして、ならばだ、ハーレムリヴァー…、俺に(今改めて再度)翼をくれよ!

Put my head up in the clouds
俺の頭を、雲の中へと、持ち上げてやってくれよー!
(前みたいに夢心地に、して、させて、やってくれよー!)

And Harlem River all because
そしてだ、そうそう、やっぱり、すべては、ハーレムリヴァーお前のせいなんだ…

Oh I'm nowhere now
おおい!なんてこった!俺は今、いったい、どこに、いるんだーー!!

Harlem River
ハーレムリヴァーよっ…

The music's true
音楽は本物だ。真実だ

And in my pearl and diamond shoes
そして、それらは、俺の真珠の(ネックレス)と、ダイヤモンドで飾られた靴ん中に〜、
確かに、あっ‥たんだ〜……

I climbed a cloud
天にも登る、登り付いたような思い、気持ちでさ、いたさ、あのときのこの俺は……

And now I stole the moon
そんで、今は、今じゃ〜月さえも、盗んでやった……

Harlem River
なあ〜、ハーレムリヴァーよっ、分かってくれや……

All because of you
全部お前のせいだったってことを…全部お前のお陰だったってことを……

And I don't know
そんでだ、俺はもう知らないんだ…何もかもが分かんなくなっちまってる…

I don't know
俺は知らないし、もう分かんない‥

Just where I'm going
ただの今、この自分が、何処へと向かっているのかが…
何処へと行かんと、往くべきだと、しているのかが……

'Cause I've never been
だってだ…なぜならば〜、俺は未だ其処へは行ったことがないんだから……

And I don't know
そんで、だから、俺は知らない、分からないっと……

I don't know
俺は‥知らないんだ……

Just where I'm going
いったい何処へと向かって歩いているのかが……

Or where I've been
もしくはだ、何処に、かって、確かなる足場を構えて、居たのか、立っていたのかが……

Oh Harlem River
ヲヲ〜、ハーレムリヴァーよ、聞いてくれや……

Like a diamond
ダイヤモンドかなにかのようにして輝いてる…

Rattle
(そんでまたその流れゆくその音は)赤ん坊のおもちゃのガラガラ‥



That easy rattle
あの手の、安っぽい、メイドインチャイナの…

Flow like that Harlem River
あれが出す音みたいにしてさ、ハーレムリヴァー お前は流れてゆく……

Rattle
おもちゃのガラガラ……

That easy rattle
すぐ壊れちまうまでの、安すっぽい、ただのガラガラ、おもちゃ……

Flow like that Harlem River
そんなお前みたいにして、ハーレムリヴァー、俺も流れてゆくのさ…


I ran for you
俺はお前の為に走ったのだ

I ran for you
俺はお前がせいが為に、走らされてあったのだ

I ran for you
お前が明確に、二極にて、区分けしてあるこの世界で、認められようと…

I ran for you
(ここで)、お前に成功者だって認めてもらえるよう、頑張ってきたんだ!。







                  終わり


























河や線路、高速道路によって、明確に、両岸としてのその界隈は色付けされてしまう。
それも自然と…。不思議も不思議なる現象。片方は虚偽虚栄において栄え、もう片方は
寂れてあるゆくばかり。この自分が住む大阪なれば、極端なるは淀川をもってなるその
境界線になる。でも自分はそれを越えての梅田界隈は、人の住める生けれる場所では
ないと思うんだけどね…。

妙にこころに残る曲。

最近は改めてVelvet Under Groundの曲聴いてるな〜
あれは、あそこにあるのは、何なのだろうか?
あっちの方がより深刻にして、もっと絶望的で、そしてまだ、生命力がある。

VUG→CAN→この曲 ワールドワイドで伝染、伝搬してってた…。

少年少女終末旅行か…。

あっちの訳はやりたくな〜〜い、やりませんっと。


校了










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