19.  サルデ

文字数 6,226文字

To the Church in Sardis  サルディスに在る教会に向けて。







1 “To the angelof the church in Sardis write:
 These are the words of him who holds the seven spirits of God and the seven stars.
 I know your deeds; you have a reputation of being alive,
 but you are dead.

 ‖サルディスの、守護天使に向けて、斯く書けよ…

 ここに(しる)すは、神よりの御霊(おんたま)七体、そして七つの(ほし)を、
 手にしてある、方様(かたさま)よりのことばなる…。

 (われ)(なんじ)が、その()にて、評判(ひょうばん)(たか)きを()る。(なんじ)ありて、
 (かみ)よりの加護(かご)たるに(めぐ)まれ、サルディスの発展(はってん)(かな)ひて、また()めたりと…。

 (しか)しながら、()(まなこ)にて、()へて(うつ)りたる、(なんじ)たるものの、その姿(すがた)は、
 その状態(じょうたひ)たるや、()したるものにしかあらず…。


2 Wake up!
 Strengthen what remains and is about to die,
 for I have found your deeds unfinished in the sight of my God.

 ()を、()ませよ!

 汝の内にて、心中(しんちゅう)の、その奥深(おくぶか)くにて、
 未だ、(くすぶ)(のこ)す、あの気概(きがい)たるものを!。
 (いま)まさに、()に、()()らんばかりなる、あの情熱(じょうねつ)を!。
 (いそ)ぎ、それらに(かつ)入れ、それら、すべてを、(ふる)()こせよ。

 (われ)()られしは、ただ()(かみ)慧眼(けいがん)において、(なんじ)役目(やくめ)たるものは、
 (いま)(はた)たされぬままなること。()()かれ、そのままにされてあること!。

3 Remember, therefore, what you have received and heard;
 hold it fast, and repent.
 But if you do not wake up, I will come like a thief,
 and you will not know at what time I will come to you.

 (しか)でありければ、(いそ)ぎて、(おも)(おこ)こせよ!。

 (めぐ)みもて、(なんじ)に、(あた)へられたるの、(おこな)われたるの、
 (さず)けられたるの、あれら、恩恵(おんけい)としての、できごとの数々(かずかず)を!。
 啓示(けいじ)を!。福音(ふくいん)を!。御教(みおし)へとしての言葉を!。

 (なんじ)は、()(あらた)めせねばならぬこと、(おお)きに過ぎる…。

 もし、()()まさぬのであれば、(われ)は、汝の(もと)に、
 盗人(ぬしびと)(ごと)くして、()きて、やって()ようぞ。
 それが、いつの、いかなるときなるか、
 (なんじ)に、()レを()手立(てだ)ては、(すべ)たるは…なひ。

4 Yet you have a few people in Sardis who have not soiled their clothes.
 They will walk with me, dressed in white, for they are worthy.

 (しか)しながらも、サルディスにおける信徒(しんと)らの(うち)には、
 (わず)かばかりだが、(いま)だ、その(ころも)に、一点(いってん)()みれもなきものたちがいる。

 その者達(ものたち)は、(せひ)なる霊体(れひにく)まとひて、(われ)(とも)に、(あゆ)むこととなるらん。
 それは、そのもの達が、そうなるに相応(ふさわ)しい(あたい)たるを、
 ()()りて、()たるが、(ゆへ)にて。

5 The one who is victorious will, like them, be dressed in white.
 I will never blot out the name of that person from the book of life,
 but will acknowledge that name before my Father and his angels.

 (だれ)あろうとも、()ちたるを、(おさ)めたるは、(けが)れなき純白(じゅんぱく)を、まとうようなる。

 (われ)が、()者達(ものたち)()を、”命の書(いのちのしょ)”より、()()ることは、(けっ)してあり得ず。
 (いな)、むしろ、我が(ちち)の、(かれ)御使(みつか)ひたちの(まへ)にて、そのものたちの名を、
 (ほこ)らしきの(おも)ひもて、声高(こへだか)にて、()()げん!。

6 Whoever has ears, let them hear what the Spirit says to the churches.

 (だれ)あろうとも、()(みみ)の、ありければ、

 聖霊(せいれい)が、諸教会(しょきょうかい)に向けて、(かた)り、()かせるところを、

 ()くがよい…。





〈つづく…〉





あとがき:


 今回のサルディスにおいてはとある曲のご紹介に尽きますね。
 それ以外はやってはいけない。絶対やってはならない…。
    「も〜絶対にダンメーーー!!!」。

それは” Slavite Gospoda ”ってやつなんです。

詩篇135にメロディをつけた詠唱。

*これは心穏やかにして軽やかなるスイングバージョン。
https://www.youtube.com/watch?v=E9L7_59PE_A&t=32s
*こっちは重厚にして沈鬱の色濃ゆしやつ。
https://www.youtube.com/watch?v=6T-iWh4dG64

これって、何を歌っているのかというと…

ChvalíteímjaHóspodne、allilúja、
chvalíterabiHóspoda。
R。 Allilúja。 Allilúja。 Allilúja。
主の名を讃えなさい。 アレルヤ!
主のしもべである彼をほめたたえよ。
R.アレルヤ! アレルヤ! アレルヤ!

StojáščiivochrámiHóspodni、
vdvoríchdómuBóhanášeho。
R。 Allilúja。 Allilúja。 Allilúja。
主の家に立つ者は、
私たちの神の家の法廷で。
R.アレルヤ! アレルヤ! アレルヤ!

Hóspodi、imjatvojévovíki、
ipámjat'tvojávrodirod。
R。 Allilúja。 Allilúja。 Allilúja。
主よ、あなたの名前は永遠に立っています、
幾年幾年経とうとも忘れ去られることは決してない。
R.アレルヤ! アレルヤ! アレルヤ!

BlahoslovénHóspod'otSióna、
žívyjvJerusalími。
R。 Allilúja。 Allilúja。 Allilúja。
シオンから主が祝福されますように、
エルサレムに住む者。
R.アレルヤ! アレルヤ! アレルヤ!

IspovídajtesjaHóspodevi、jákobláh、
R.allilúja、jákovvíkimílost'jehó。 Allilúja。 Allilúja。
主に感謝しなさい。主は善いからです。
R.アレルヤ! 彼の愛は永遠に続くからです。 アレルヤ! アレルヤ!

Utverdívšemuzéml'unavodách、
R.allilúja、jákovvíkimílost'jehó。 Allilúja。 Allilúja。
誰が地球を海にしっかりと据えたのか。
R.アレルヤ! 彼の愛は永遠に続くのだから。 アレルヤ! アレルヤ!

Iizbavílnyjest'otvrahóvnášich、
R.allilúja、jákovvíkimílost'jehó。 Allilúja。 Allilúja。
そして彼は私たちを敵から奪い返してくださいました。
R.アレリア! 彼の愛は永遠に続く。 アレルヤ! アレルヤ!

IspovídajtesjaBóhunebesnómu、
R.allilúja、jákovvíkimílost'jehó。 Allilúja。 Allilúja。
天の神に感謝します。
R.アレルヤ! 彼の愛は永遠に続くのだから。 アレルヤ! アレルヤ!


詩篇135はこれまでに、” kami ”が、イスラエルの民に対して、もしくは信徒たらんとして奮闘する人々にたいしてしてくださったことを思い出して、思い起こして、感謝を改めてすべくして、文言は練られ構築されている。*歌詞においてはかなり割愛されてしまっちゃってるが。

人生には浮き沈みがつきもので、どちらも長くに、右肩上がりに、右肩下がりに続くことがある。その右肩上がりに順風満帆の時期に、緩みたるものが、どうしようもなく起こってきてしまう。そんで、かっての覚悟も、情熱、やる気も、信じられない程までに、弱まり、霧散して、消えて、なくなってしまっている…。

その辺の変化に、機微たるものに、その危機そのものに、警鐘をならすべくの一節。ことの変節変化は避けがたくしてある。起こってしまう。そして、然るべくしての

の時節への突入が開始される…。それは山高ければ谷深しのままにして設えられる。そこにおいてのミッションが達成されなければ、もしかしたら、決定的なるまでに駄目になるまで、それは続いていってしまうものなのかもしれない…。

ことのアンカーとなるのは、自己の存在たるものの重み重さのみ。それは辛き最中に恵まれたるの、育まれたるの、累積したるのその体験そのもの、その数々になる…。それしかないんだ。お勉強したってだめなんだ。ある種のご年配者の方々には、それを感じることができるだろうから

観ておいたほうがいい。

逆境においての奮闘は、絶対に必要ではあるが、ことの仕組みとしては、それには歯がたたないことこそを知る悟る体験する、そのことこと

課題となっているみたい…。そんな状況の境地にあって、突如として恵まれがあって、抜本的とも呼べる救いたるものの到来があって、ことの認識たるものは、決定的になってゆく。なってしまうんだ。

そのことの経験こそが存在の深まりとでも言うべき事態なんかもね。だからかって昔にあったこと、恵みのあったことを思い出してなさいよって。義理堅くあんなさいよって。長きの人生においては変化変動変節はさけられないが、そんなもんに影響されてるんじゃないわよって、誰かが言うんだ…。そんなことになっちまってるってことこそが〜「ちがうだろー」って…。




     「 何あろうとも、何起ころうとも、ただ、こころ静かに、アーメンだろがー!」


            って、

いうてます〜…。




フランクルの「夜と霧」は読んだことあります?。自分は概要としてしか知りませんが。
彼もアウシュヴィッツから、主によって、抜本的かつ奇跡的に救済されたるのひと。
その経験が書かれている。今なら百円でどっかに転がってます。神田は神保町へGO!






おまけ:


Re:  七つの霊と七つの星。

who holds the seven spirits of God and the seven stars.
この言葉の原義たるものを追う必要はないと思う。あれこれその概念たるものを付与したり、
モデルを構築することに意味はない。何を、そこに込めるかは各自の判断とすべきだ…。
でも一応世にて流布する、総本山における学者さんたちがとりまとめたものは、
ご紹介しておこう。自分はさしたる意義を、そこには認めないんだけれどね...。

・上智(知恵)sapientia
・聡明(理解)intellectus
・賢慮(判断)consilium
・剛毅(勇気)fortitudo
・知識(科学的なる)scientia
・孝愛(神さまを愛するこころ)pietas
・敬畏(神さまを畏れるこころ)timor Domini



そんでキリスト自身を幹として七つの教会が各々あるということで、こんな燭台が考案された。真ん中の柱がキリストで、此れを幹として七つの教会が枝として表されている。これはモデルとしてはよくできたものなのだが黙示録の内容としてはまったく合致しない。「これを使用すべきではない」っと、当事者のヨハネならば言うことだろね。「私が幻視したるの、そのまんまだけを描け」と…。理想としての、そう在るべきとしての後付けだからね。日常における、その実際が、実態が、まったく別のかけ離れたものであったならば、そんなお飾りにはなんの意味もない…。あの○皇さん、信徒と握手したらすぐ手拭くわ、平手で参列者叩くは、中凶と通じているは、偉そうだわ…、イエ○ス会系だわ、南○派閥だわ、碌なもんじゃない。

変な例だけど、ノートきれいにビッシリ書き込んでいるヒトっているじゃん。
すごい情熱かけて。そうじゃないとあんな風にはできない。
でも〜、彼等彼女らは、もしかしたら頭良くないんかもねっ。
焦点が間違ってる。それにて精根尽き果ててしまっているんだから。
それでもう全部が済んでしまっちゃったことに、お勉強済んだってー…。
肝心の工程そのものが、ごっそり欠落しての、そのまんまなんだけどっ!。
きれいに細かく分けて、ニートにビッシリ理屈を書きつらねることなんて、
ある意味、どうでもいいことだと思うんだけんどねーーー…。




七つ」ってものの意味は、先ずは”一つ”しかないだろ〜がー!。
あの創造の光における進展オクターブにおける、各七音のこと以外にあるかー!。
七つの教会は、その各節、その各過程においてなされるべくのプロセスそのもの。
七天使はその七つの節たる個別のプロセスを能動的に担当する管理者の他あらんだろが!。
このことに触れずして、あれやこれやの、言葉遊びにすぎない概念付けをすることは〜、
所詮は、ガイキチの、低脳(ていのう)の、精神薄弱児のすることだろがー!。
また宇宙の七重性の

の構造も念頭におかれるべくしての表現でしかな〜イー!。 

 「キィーイイイーイーーー!!!」

って、

、おっしゃってます〜…w





Re: 地域柄

サルディスは繊維加工産業の一大拠点だったみたい。繁華な街で、人々は豪奢なるを好み、そしてまた遊び人が多いところだった。教会のあるなしに関係なく、町は発展していってたのかもしれない。お金が潤沢に流れ込んでいたので教会へのお布施も、さぞ豪勢なのとなっていたに違いない。そんで見栄えのいい大層立派な建築物とすることもできてた…。この辺に、問題は起こってきてしまったのではないだろうか。住人たちのこころは商売のことばかりに傾き、教会が教えるところの、美徳としての謙遜、慎ましやかさ、博愛の精神とかは、二の次三の次となってしまってた。そんでいつしか、ただのお飾りと成り果ててしまう。懐に余裕がでてくると、ヒトのこころの想いというものは、気晴らしとしての遊びや娯楽に関心は向いていってしまうものだ。碌なことしない。ファッションやらギャンブルやら美容やら、最終的には酒だろね。落とされるお金が多いということで、その手の女たちもサルディスにはたくさん集まってきていた…。




*ヒールとしての使用は、したつもりは、ないんだけんどな〜。

*パンチ力があるからさ〜、自分の代弁を、お願いしてるマデー。


 wwwww…wwwーwwwー、WWWWWWーーー!!!(無声)


*これも自分の人生おいては、もう永遠に、なのかもしれない。

*悪いんだけど、自分においては、ときの観念ってのがないんだ…。

*思ひ(こころ)と、実際の行為(素肌)は一つじゃないのね「あっハーーー!」って、
 少女Aが…。



あと二つ…


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