タイパと想像力

文字数 791文字

最近、YouTubeやTikTokなどで短い動画が流行しています。そこにビジネスの勝機を見出している企業が多いように感じます。

手軽にコンテンツが消費でき、満足感を得られるのは今の世界にとても適していると思います。

『タイパ』を重視しようという事ですね。

現代人は忙しいです。

学生の時は課題や受験に追われ、社会人になったら仕事を始め、通勤とか日々の生活とか色んな責任に追われる。
さらに将来のことも考えて、投資しろと国から言われるのですから。これでまた一つ悩み事が増えたわけです。

日々を必死に生きるだけで時間が無くなる。コンテンツを消費する時も、タイパを重視するようになりますよね。

ただ、すごく効率的だなと思う反面、タイパを重視しすぎるのは如何なものか…
と思う私がいます。
私は長編映画みたいに長い映像コンテンツも必要なのではないかと思います。

余白とか、訳のわからないセリフとか、なんの変哲もないペンが物語の伏線だったとか。
そういった小さくて微妙な違和感が、『想像力』を与えてくれます。

簡単な言い回しとか、単純ですぐ分かる答えは快感を得られるかもしれない。
でも考える力は身に付かないような気がするんです。

計算ドリルのように、答えを見て写したら課題は終わるかもしれません。スッキリするかもしれません。でも後々わからなくて困る事が出てきます。

短い動画でその場の快感だけ追い求め、人の気持ちが分からなくなる。
私はそんな人になりたくはないのです。

もちろん短い動画を否定している訳ではありません。そこから得た教訓を自分の中で咀嚼できればいいと思います。

とここまで、偉そうになんだかんだ物申すみたいな日記になってしまいました。

すみません。

映画が好きなんです。
無くなってほしくないんです。

皆様もたまには映画館に行って、
映画を観て語り合ってみてください。
意外と楽しいですから。

それでは、また次の機会に。

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