イケメンだらけの歌下手な歌手 ブサメンだらけの歌い手
文字数 849文字
今日は企業の闇を告発すると同時に、バーチャルリアリティが私たちに与えてくれている恩恵を説明していこう。
不細工だからメジャーなシーンで活躍できなかった人が歌い手に流れてくるからよ。
歌い手はめちゃくちゃ歌がうまいわね?
でも不細工だからメディアに露出できない。
じゃあ、売れたかったら顔がよくないといけないんだね。
でもまあ!
最近はバーチャルリアリティのおかげで歌手が顔を晒さなくても歌えちゃうからね!
技術の進歩最高!
あれだから、中の人が動いて映像に反映させるって、めちゃくちゃ使い古された技術なのよ。
ハリウッド映画の合成で無数に使われた技法よね。
だからまあ、技術の進歩なんて言っちゃったけど、バーチャル世界はなじみがなかっただけで、私たちの生活に驚くほど浸透していたのよ。
わかる。
バーチャルユーチューバーがいない時代から、3Dモデルで活動してた歌手知ってる!
時代が追いついたんだね!
でも3Dモデルを動かすために意味不明なくらいハイスペックなパソコンが必要なんでしょ?
昔はそうだったね。
とある映画の3D映像なんて、1つのシーンを撮るのに1台のパソコンを制作しなくちゃいけなかったからね。
じゃあ、昔に比べて3D世界には入りやすくなってるんだ!
それ普通。
PUBGとか荒野行動がスマホで動く時代よ?
問題は……回線速度……
歌い手もCD出してるし、実際に購入したほうが歌はキレイだし、無難だよね。
絶望1
歌い手のCDの初回限定版がタワレコで在庫過多。
絶望2
作者はそれを発売初日に並んで購入。
絶望3
他に誰も並んでいなかった。
3Dなんて所詮は被り物に過ぎないってことかな?
歌うまくても音楽の内容を理解できる人って少ないから、ネットで軽く聞いて歌い手を漁るのが限界、なのかなあ?
ようこそ!
アスノヨゾラ哨戒班とキミノヨゾラ哨戒班の違いをいちいち説明しなければならない、絶望の聴力のネット世界へ!
顔を乗り越えたところで……
地道にカラオケで練習するしかないのかー。
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