需要多め 佐藤の生きにくさ
文字数 603文字
さて、作者の自己開示だけど、苗字が佐藤なの。
特定されない？
無理ね。
日本全国に佐藤が何人いると思う？
比喩だけど、ネットで佐藤って検索するとヒット数が100万。
福田と検索するとヒット数は1万。
で、伝わるかな？
十分伝わるわね。
ネットで検索して、世界では佐藤が大ブレイクしている、と作者はひそかに喜んでいたわ。何も知らない小学生の時。
さておき、佐藤が多すぎると混乱するよね。
作者は知的障がい者と一緒に簡単な仕事をしてみて、佐藤という名前に一番つまずいたよね。
まあ、知的障がいの人が佐藤と呼ばれて反応した、というのは一つ美談だけど、それで作者も反応しちゃう。誰を呼んだかわからない。
それで現に困ってしまう。
佐藤大杉！
作者は秋照として生きたい！
切実にそう願う。
そうだ！ 市役所に行って改名しよう！
まじめな話、隣の家の人も佐藤！
郵便配達人が秋照の家にたどり着けない！
ピザをクレジットカードで注文したある日、隣の人の夕飯がピザに大変身！
あるいは、配達人の不在連絡票に『誤って手紙を投入してしまいました。ポストに手紙を入れてください』という一文が入っていることも！
じゃあ、通販でやばいものを注文したら、隣の人に届いちゃうかもしれないってこと！
やばいものって何？
DMMから届いたコンピューター部品とか……
落ち着いて。
コンピューター部品は現地に駆け付けて入手するのが基本よ？
通信販売になんて頼っちゃダメ。
そういう話じゃないよ……
