第67話

文字数 138文字

ガラス戸の向こうで
床に腹這いになったハスキー犬は
涼しげな視線を外へ投げていた

いったい何を見ているのだろう
気になって仕方ないが知るすべもない

だが彼或いは彼女のその目には
おそらく何も映じてはいないだろう
ただ過去の想い出を
じっと見つめているのだ

楽しかった事 悲しかった事
そのすべてを
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