第11話

文字数 121文字

堆く積まれた本
積読主義のアキラの部屋は
もがけばもがくほどに
吸い込まれていく
泥の底無し沼

ある日茫漠たる文字の砂漠の中に
他の生存者を発見した
それは極々小さな蜘蛛だった

話しかけてみると即座に
思念が返ってきた

そいつはこういった
「エクリチュールの快楽」
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