25 わたしの誕生日

文字数 6,783文字

 マノン・ディーダラス。
 その夜ピレシュが熱っぽく語ったところによると、それは科学研究の道を志す人間にとっては、まさに最も高い位置に輝く、最も明るく巨大な星の名前であるとのことでした。
 つい先日の新聞にも、今後十年の文明発展において最も重要な影響を及ぼすことになるといわれている人物一覧のなかに、高名な政治家や軍人、宗教家、教育者、経済界の著名人らと並んで、科学分野を代表してディーダラス博士が最年少で選出されたという記事が載ったばかりだと、ピレシュが大きな身振り手振りを交えて説明しました。それを聞いて、ゲムじいさんはその記事を読んだことがあったのか、はたと思いだしたように膝を叩きました。
「まさかここの卒業生だったなんて!」ピレシュが食ってかからんばかりに問いただします。「どうして今まで教えてくださらなかったのですか、先生」
「えっ、いやぁ、だってもうずいぶん昔の話だし、それにとくに話すきっかけもなかったし……」
「あ、もしかして」ノエリィがみんなにお茶を振る舞いながら、なにかに思い当たったように顔を上げました。「毎年、バースデイ・カードを送ってくれる人?」
 嬉しそうにハスキルがうなずきます。
「やっぱりそうかぁ。今年は来ないなぁと思ってたんだ」
 なんでも毎年、この素朴な家庭にはちょっと不釣り合いなほどに豪華で凝ったバースデイ・カードが、王都某所からハスキルの誕生日当日に届けられるという名物行事があり、その送り主が、誰あろうマノン・ディーダラスその人だということでした。
「毎年、今年こそは里帰りしたいって書いてくれてたんだけど、なにしろものすごく多忙な身だからね。仕事以外では、王都を離れることさえ滅多にないのだそうよ。でも来月あたりに、彼女が主導する事業の一環で、ここからそう遠くない場所に出張することになったんだって。それでそのうちの一日を、ついに念願叶って帰省に当てられる運びになった、ということらしいわ」
「こちらのご出身なのですか?」ミシスがたずねました。
「ええ、コランダム公国……いえ、この名では呼ばないのね、今は。そう、かつてここにあった国の出身。そして、彼女も戦災孤児だった」
 そのことは、ピレシュもこの時初めて知りました。もちろん彼女はその事実を知って、強く反応せずにはいられませんでした。けれど今はそれについてなにかを口にすることはありません。先生もそのことについては、それ以上なにも言いませんでした。
「でも一日といっても、おそらく半日足らずの時間しか自由には使わせてもらえないと思うって、残念そうに言っていたわ」ティーカップに口をつけながらハスキルが話します。「そもそも、本来なら寄り道なんか到底許されるような出張じゃないらしくて」
「では、どうやって許可が下りたのですか?」めずらしくゲムじいさんがたずねました。
「これが笑っちゃうのよ」実際にハスキルは少し笑います。「この機会に、ほんのわずかな里帰りの時間すら自分に与えないのなら、王城を爆破して自分はもうここから出てってやるって、いちばん上の人を脅したらしいの。まったく、あの子らしいわ」
 思わずみんな耳を疑いました。なかでもいちばん困惑したのは、やはりピレシュでした。少しばかり、想像していた人物像とのあいだに齟齬(そご)が生じたのかもしれません。
「……まぁ、あのかたは本物の天才ですし、少しばかり常人とちがう言動をなされても、当然でしょう」自分を納得させるように、彼女はつぶやきます。
「いちばん上の人間となると、どなたになるのでしょう」なおも気にかかるのか、ゲムじいさんが顎髭(あごひげ)を撫でながら首をかしげます。
「軍属の研究者だから、いちばん上ってなると、やっぱり将軍になるのじゃないかしら」ハスキルがこたえます。
「なんと」髭をぎゅっと握りしめて、ゲムじいさんが目をむきました。「では、ヤッシャ・レーヴェンイェルム将軍ですか? ……なんてことだ、あの傑物にそんな口をきけるとは」
「あの、先生」ピレシュが口を開きます。その手に持っているカップは、まだ一度も口をつけられていません。「わたしも、その、ディーダラス博士にお目にかかる機会を、いただけるのでしょうか……?」
「もっちろん」ハスキルが即答します。「ぜひうちの子たちや教え子に会ってちょうだいって頼んだら、すぐに快諾してくれたわ」
 ピレシュはかすかに全身を震わせ、胸の前で両手のひらをぴたりと合わせると、感極まったようにそれを唇に押し当てました。そしてそれっきり、放心したように動かなくなってしまいました。
「それで、いつ来るの?」ノエリィがたずねます。
「えっと、来月の、この日ね」ハスキルが体をひねって壁にかかるカレンダーを指差しました。
「それって、学院がお休みの日ですね」ミシスが確認します。
「うん。その方がいいんだって。なにしろとんでもなく騒がせてしまうかもしれないから、って。静かな日の方が、都合がいいみたいね」
 このあたりは平日の昼間はどこもかしこも生徒たちでいっぱいになりますが、休日になると、学院付近にいるのはエーレンガート家の面々とゲムじいさん、それに寮生がほんの数人、といった程度になります。寮生の多くは短い帰省や買い出しなどで丘を降りるため、学院どころかこの丘そのものがひっそりと静まり返ります。
「騒がせるって、どういうことですか?」
 不安そうな表情を浮かべて、ミシスがたずねました。丘の平穏を守ることを生業(なりわい)としているゲムじいさんの目にも、鋭い光が走ります。
「さぁ。どうしてなのかは教えてくれなかったわ」ハスキルが肩をすくめます。「でも、自分がどこからどんなふうにそちらへうかがっても、驚いて腰を抜かしたりしないでくださいね――だってさ」
 それを聞いてみんな少し唖然としました。
「大丈夫なのかなぁ……」ノエリィが不穏な声でつぶやきます。「だって、お城を爆破するなんて言って将軍を脅すような人なんでしょ? いったいなにをするつもりなんだろ……」
「心配ないって」みんなをなだめるようにハスキルが笑います。「本人がはっきり言っていたわ。とはいえなんにも心配するようなことはないから、ただ楽しみにしておいてくださいねって」
「……不安だわ」
 ノエリィが暗い顔をして唸り、ミシスと顔を見あわせて一緒に肩をすくめました。


 新しい心配の種を抱えたゲムじいさんと、いまだ興奮冷めやらぬ様子のピレシュが、再度ハスキルへのお祝いと食事のお礼を述べて帰っていったのは、すっかり夜も更けてからのことでした。
 二人を見送ると、この家に暮らす三人は、居間と食堂に飾ったリボンと花束はそのままにして、あとは普段と変わらない静かな夜を過ごしました。ハスキルの入浴の手助けはノエリィが、着替えの補助はミシスが、階段ののぼりおりは近くにいる方が随時手伝いました。
 眠る前にハスキルは二人の娘を抱きしめ、満ち足りた笑顔で今夜の感謝を伝えると、松葉杖をついて自分の部屋に引き上げていきました。
「本当に一人で平気ですか?」ドアが閉じられる前にもう一度ミシスがたずねました。
「捻挫なんて、これまで何度もやってるからね。必要とあらば、今から庭を一周走ってみせるわ」
「もう。ばかなこと言わないで」ノエリィが呆れます。
「冗談よ。二人とも、おやすみ」
「おやすみなさい、先生」
「おやすみ、お母さん。なにかあったら呼んでね」
 自分たちの部屋に戻った少女たちは、それぞれの机で宿題を片づけると、毎晩の習慣どおりに髪を梳きあってから、それぞれのベッドに潜りました。ランプを消すと青白い月明かりが窓から射し込み、横になった二人の体を柔らかく照らしました。
「今日は楽しかったね」ミシスがベッドの上段に向かって言いました。
「うん、大成功だったね」
「プレゼントもすごく喜んでもらえた」
「完璧だったねぇ」
「ねぇ、ノエリィの誕生日はいつ?」
「わたしは、ツガの月の8日」
「ってことは、あと三ヶ月先だね。あっという間に来るね、きっと」
「そうかなぁ。まだけっこう先のような気もするけど」
「その時も、みんなでお祝いしようね」
「うふふ。楽しみにしてるね」
 ふいに、しばしの沈黙が訪れました。
 樹々の奥からかすかに響いてくるフクロウの鳴き声だけが、まるで誰かがフルートで音階の練習をしているような音色で、単調に、しかし優しくひたむきに、少女たちの寝床に届けられています。
「ねぇ……」
「わたしの誕生日って、いつなのかな」
 ノエリィが口を開きかけた瞬間、ミシスがひとりごとのようにぽつりとつぶやきました。そしてそれは、ノエリィが口にしようと思っていたのとおなじ話題でした。
「……やっぱり、覚えてない?」ノエリィが少し首を横に向けてたずねます。
「うん、残念ながら」
「そっか……」
「さすがに、誕生日がないってことはないと思うんだけど」
「当たり前じゃない」ノエリィが笑います。「こうして生きてるんだから」
「そうだよね。生きてるから……」
「あのね、ミシス」
「ん?」
「実はわたし、お母さんに訊いたことがあるんだ」
「訊いたって、なにを?」
「ミシスの誕生日のこと」
「……え?」話が把握できなくて、ミシスは言葉に詰まりました。「どういうこと、それ?」
「ほら、ミシスの身許を引き受けたり、学院に在籍したりするために、いろんな、なんていうのかな、事務的な手続きとかがあるでしょ?」
「あ、うん……」
「それにはもちろん、くわしく個人情報を書かなくちゃいけないでしょ」
「そうか、そうだよね。わたし、そのへんのこと、ぜんぶ先生に任せっぱなしになってた」
「それはかまわないことだよ、ぜんぜん」ノエリィがさらりと言います。「……でね。これは、そのうちミシスにちゃんと謝らなきゃって、お母さんが言ってたことなんだけど。あのね、お母さんね、ミシスに許可を取らないまま、勝手にミシスの誕生日を決めて書類を提出しちゃったんだって」
「……えっと、それって、どういう……?」上体をわずかに起こして、ミシスは戸惑いの声をもらします。
「怒らないであげてね。なにしろ急いで準備しなくちゃいけない書類だったみたいで」
「怒ったりなんかしないけど」気持ちを落ち着けて、改めて枕に頭を置きながら言います。「でも、じゃあ、わたしの誕生日って、いつになったんだろう?」
「いつだったらいい?」ノエリィが変なことを訊きます。
「いつだったらいいか?」ミシスは鸚鵡(おうむ)返しに訊き返します。
 誕生日がいつだったらいいか?
 そんなこと、今まで考えたこともありませんでした。
 いつがいいだろう。なにしろ、生まれてからごく最近までの記憶がないんだから、そうなると……あの病院のベッドで目覚めた最初の朝? あの日が、自分の二度目の誕生日と呼ぶのに、相応しい日なのだろうか?
 その日のことを、ミシスは久しぶりにじっくりと思いだしてみました。
 真っ暗な部屋のなか、一人きりで目を覚ましたこと。
 わけもわからず心細く、誰もいない廊下を歩いたこと。
 なにかを探し求めるように、冷たい階段を一心不乱にのぼったこと。
 そして、うごめく大都市と巨大なカセドラの姿に、圧倒されてしまったこと。
 巨兵の持つ剣が、恐ろしいくらいにまぶしく輝いたこと。
 あの時、わたしは……
 あの時のわたしは、ノエリィのことも、ハスキル先生のことも、ピレシュやゲムじいさんのことも、美しい森や丘や花園や町のことも、自転車で風を切って走る気持ち良さも、自由にの野原を歩きまわる楽しさも、安心して眠ることのできる温かいベッドのことも、なにも……なにも、知らなかった。
 そう思うと、その時の自分のことを憐れむ気持ちが怒涛のように胸に込み上げてきて、大声で泣きだしたいような衝動に駆られました。実際に嗚咽は喉もとまでせり上がり、両の瞳は針を刺した水風船のように尽きることなく、涙を滴らせました。
「わたし……」唇を噛みしめながら、ミシスは必死に言葉を形にしようします。
「お母さんはね」その震える声をかき消すように、ノエリィが明るい声で言いました。「初めてこの家にミシスが来た日を、ミシスの誕生日に選んだよ」
 ミシスはもうなにも喋れませんでした。毛布を顔に押し当てて、声を殺して激しく泣きました。
 誕生日がいつだったらいいか。
 その問いに対する答えは、実のところミシスのなかで、ある一日を除いて、ほかに思いつきもしていませんでした。
 そして自分が願っていたまさにその日が、今や正式に、自分の新しい誕生日として決められていたことを、この瞬間に知ったのでした。
 二段ベッドのはしごが軋む音がして、ノエリィが下に降りてきました。そしてミシスのベッドに腰かけました。ミシスはぐしゃぐしゃになった顔を見られまいと、毛布を頭からかぶったままです。
 毛布から少しだけはみ出した水色の髪に、ノエリィがそっと手を載せました。
「ミシスは、その日でよかった?」
 問われた少女は毛布のなかで何度も首を縦に振りました。
「よかったぁ。お母さん、ほっとするよ」ノエリィが微笑しました。
 ミシスは右手をするりと毛布から出しました。ノエリィがすぐにそこへ自分の手を重ねます。
「ねぇ、学校でさ、ミシスの苗字、わたしとおなじエーレンガートになってるでしょ?」
 そう、本当の苗字を思いだすまでのあいだは、身許引受人である自分の苗字を名乗るようにと、新学期が始まる前日に直接ハスキルから指示を受けていたのでした。
「本当はね、お母さんがそのうち自分からあなたに話すからって、口止めされてるんだけど……」
 毛布のなかの少女は、息を潜めて続きを待ちました。
「ミシス。お母さんはね、あなたを正式に養子に迎えたいって言ってる」
 矢も盾もたまらず、ミシスは毛布をはねのけて、弾け跳ぶようにその身を起こしました。
 その瞳が、目の前に座っているノエリィの瞳と、宵闇のなかでまっすぐに向き合います。まるで、暗い宇宙のなかで互いに引き寄せあう惑星どうしのように。
 ノエリィの両目も、濡れていました。
「……わたし、ミシスがここに来るまで、このベッドが、二段ベッドだったってこと、知らなかった」しゃくり上げながら、ノエリィは声を振り絞りました。「お母さん、お父さんがあんなに早くいなくなってしまうなんて、考えてなかったの。お母さんたち、子どもは二人欲しいねって、いつも、話してたんだって……」
 ミシスはノエリィの両手を、自分の両手で力いっぱい握りしめました。
 二人とも、もうほとんど声を上げて泣いていました。
「いつかお母さんがその提案をしたら、ミシス、どうする?」
 じっと瞳を見つめ合いながら、ノエリィがたずねました。涙も鼻水も流れるままにして、ミシスは心のかぎりのほほえみを浮かべました。でもそれは泣き顔と混ざりあって、なにかどうにもならない困りごとを抱えた人のような、可笑しなほどに奇妙な表情になってしまいました。
「そんなの、そんなの決まってるじゃない」ミシスは喉を震わせます。「そうなったら、わたし、どんなに嬉しいか……」
 ノエリィがふわりとミシスの体に両腕をまわし、まるで大きな綿(わた)のかたまりでも受けとめるように、優しく抱きしめました。
 二人はなにも言わず、ただ小刻みに肩で息をしながら、それから長いこと、震えた体で抱きあっていました。
 互いに落ち着きを取り戻すのを待ってから、ゆっくりと体を離すと、ノエリィが照れくさそうに笑って言いました。
「ねぇ、そうなったらわたしたち、なんて言えばいいのかな? 友達? 家族? 姉妹?」
 ミシスは思わず吹き出しました。「もうなんだっていいよ」
「あ、でも」ふいにノエリィが真面目な表情を浮かべます。「姉妹だったら、どっちかが姉で、どっちかが妹ってことになるよね」
「え~、もう、それこそどっちだっていいよ」
「決めるとしたら、どっちがいい?」
「だから、どっちでも……」
「じゃあ、わたしがお姉さんね」
「ならわたしは妹でかまわないよ」
「むっ。今、ちょっと()がなかった?」
「ないない、ないって」
「嘘。本当はお姉さんになりたいんでしょ、ミシスも」
「だからそんなことないってば。もう、じゃあまたコイン投げて決める?」
 二人は一緒に笑いだしました。
 それからもうしばらくのあいだ、二人はささやかな夜の密談を交わし合いましたが、たくさん泣いて疲れてしまったのか、そのままミシスのベッドに二人並んで眠り込んでしまいました。
 自分より少しだけ早く寝ついたノエリィの、産み落とされたばかりの卵のように白く輝く寝顔に向かって、ミシスはささやきました。
「本当に、なんて綺麗なの」
 翌朝、部屋を出てきた二人を見るなり、ハスキルが腰に手を当てて言いました。
「夜更かしはほどほどにね。二人とも、目が真っ赤よ」
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登場人物紹介

◆ミシス


≫『聖巨兵カセドラ』本編シリーズの主人公。推定年齢は15歳前後。大陸北西部の白砂地帯に一人倒れていたところを王国軍に保護された、記憶喪失の少女。

◆ノエリィ・エーレンガート


≫旧コランダム公国の郊外の丘に、母親と二人暮らす少女。思いがけない縁の運びにより、生涯の親友となるミシスと巡り逢う。

◆ピレシュ・ペパーズ


≫エーレンガート女学院の生徒代表と寮長を兼任する俊才にして、一流の剣士。ハスキル院長を敬慕している。ノエリィとは幼馴染みどうし。

◆ハスキル・エーレンガート


≫エーレンガート女学院の創立者にして学院長。ノエリィの実母。大戦前から数々の悲運を経験してきた苦労人だが、常に笑顔と優しい言葉を絶やさない名教師。

◆グリュー・ケアリ


≫ホルンフェルス王国軍所属の科学者。名門ケアリ家の長子。現在はマノン・ディーダラス博士の助手を務めている。無類の料理好き。

◆マノン・ディーダラス


≫若き天才発明家として名を馳せる科学者。ホルンフェルス王国軍所属。出身地はコランダム公国。輝かしい赤髪は持って生まれたもの。

◆レスコーリア


≫無二の相棒として長年マノンと寝食を共にしてきた、アトマ族の少女。アトマ族としてはめずらしい高度な知的能力を持つ。性格は至って自由奔放だが、実はとても義理堅い。

◆ゼーバルト・クラナッハ


≫コランダムの軍人。巨兵大戦前には、同国の騎士団長を務めていた。

◆ライカ・キャラウェイ


≫コランダム軍に所属する武人。公国の名門キャラウェイ家の長女。常時冷静沈着だが、その身の内に秘める覇気は並々ならぬものがある。

◆レンカ・キャラウェイ


≫キャラウェイ家の次女。姉のライカと共にコランダム軍に所属している。いささか気性が荒く我儘で、興味がないことには一切関与しようとしない。

◆ヤッシャ・レーヴェンイェルム


≫ホルンフェルス王国軍の将軍。全騎士団及び国王親衛隊を含む総軍の長。〈戦王〉と讃えられる国王トーメをして、「魂の兄弟」と言わしめた傑物。

◆〈アルマンド〉


≫ホルンフェルス王国軍の主力量産型カセドラ。史上初めて完全な建造に成功したカセドラとして知られているが、今なお世界最優秀の量産機と評される。

◆〈ラルゲット〉


≫かつてコランダム公国が主力として運用していた量産型カセドラ。〈巨兵大戦〉終結後は、一切の製造が禁止された。

◆〈□□□□□〉


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