※特別編 登場人物インタビュー

文字数 3,576文字

著者「えー、皆さん、最後まで読んでくださってありがとうございます!」
誠「ありがとうです!」
美奈「ありがとね!」
著者「えー、ここでは登場人物にいろんな話を聞いてみたいと思います! まずは誠さん、今回主人公やってみていかがでした?」
誠「いやー、大変でした。次から次へととんでもない展開に翻弄されて寿命縮みましたよ」
美奈「最後はなんか無敵になってて万々歳じゃない!」
誠「いや、まぁそうなんだけど、それは結果論であって、途中は殺されるわ、訳わかんない事態に突っ込まれるわ大変だったんだよ」
 心底辟易(へきえき)とする誠。

著者「ははは、ゴメンなさいね、盛り上げないとウケないのでね」
誠「ウケのために翻弄しないで欲しいんですけど!」
著者「でも、ウケないと、この世界そのものが削除されちゃうので。世界は理不尽なんです」
誠「さ、削除!? こ、怖い……」
美奈「削除されたら次は私が主人公になる番よね?」
 ニヤリと笑う美奈ちゃん。

著者「あー、美奈ちゃん一番人気だからね」
美奈「やったぁ♡」
著者「でも……、美奈ちゃんだと強過ぎちゃうかもなぁ……」
 考え込む著者。

誠「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。この世界消える事前提にしないでくださいよ。これから由香ちゃんとの甘い生活がスタートするのに」
美奈「あーあ、先輩を誠なんかにとられちゃったわ……」
誠「『なんか』とは酷いな」
美奈「ふん、私が何度も助けてやったこと忘れないでよね!」
誠「あー、それはマジ感謝してるって」
美奈「どうだか……」
 不満そうな美奈ちゃん。

著者「そもそも、最初は二人が結婚するはずだったんですよ」
誠、美奈「え――――っ!!」
著者「だって、ヒロインと主人公は結ばれるのが定石ですからね」
美奈「あー、だから途中までいい感じだったのね」
誠「えー、全然いい感じじゃなかったぞ。事あるごとに弄られてた記憶しかないぞ!」
美奈「愛情の裏返しよ!」
 どうやら美奈ちゃんは、まんざらでもなかったようだ。

著者「まぁまぁ、途中から由香ちゃん登場して風向き変わりましたよね」
誠「ただのインターンだったけどね」
美奈「先輩の胸はふかふかで、誠さんなんかにはもったいないわ!」
誠「そういうセクハラ発言はダメだって!」
美奈「ふん、私の胸揉んだくせにー!」
誠「あーいや、その話は止めよう」
美奈「揉んだくせに――――!」
 こぶし握って力説する美奈ちゃん。

著者「はいはい、美奈ちゃんその辺にして。R18になったら読者減りますからね」
誠「そうそう、これは健全なSFなの! 俺だってディナの夜伽を断ったんだから……」
美奈「あら、随分引きずるのね」
 軽蔑気味な視線を投げかける美奈ちゃん

誠「いや、だって、あんな経験もう一生二度とないからね」
美奈「あなた創導師(グランドリーダー)なんでしょ? いくらでも好きなだけ女の子口説けるんじゃないの?」
誠「し――――っ! 由香ちゃんが読むかもしれないんだから、そう言うのはダメだって!」
美奈「あら、先輩には秘密にして呼ぶつもりだったわね!? せんぱ――――い!!」
誠「やめてったら!」
著者「大丈夫ですよ。誠君には『浮気できない呪い』をかけておきましたからね」
誠「え――――っ!? 何それ!?」
 唖然とする誠。

美奈「うふふ、先輩泣かしたら酷い目に遭わせてやるんだから!」

著者「そんなしょげないで。由香ちゃんと二人で幸せな家庭を作る、最高じゃないですか」
誠「いや、もちろん……そうです……よ」
美奈「何よ! 随分不満そうね! 先輩返しなさいよ!」
著者「まぁまぁ、落ち着いて。この物語を通じて2組の夫婦を生み出せたのは実に嬉しい事だと思ってます。ぜひ、お二人とも末永く幸せになってくださいね」

誠「はーい……」
美奈「随分不満そうね」
誠「いやいや、由香ちゃん最高だから!、バッチリ幸せになるよ!」
美奈「……」
 疑心暗鬼の美奈ちゃん。

著者「話変わるけど、この物語は最初とはずいぶん話変わりましたよね」
誠「あー、そう言えば全然違いますね」
美奈「私なんて最初はレイプされてたのよ! プンプン!」
 本気で怒る美奈ちゃん。

著者「ゴメンなさい。初めて書く小説だから手加減できなかったんですよ……」
誠「そうそう、それでレイプ魔をマンションの10階から突き落としたんだよね」
美奈「酷い展開だったわ」
 うんざりしながら言う。

著者「まぁ若気の至りって事で……」
誠「俺もいつの間にか世界最強になってたぞ」
美奈「ホントよ! 急に強くなり過ぎだわ!」
著者「一応主人公ですからね」
 冷や汗をかく著者。

誠「そう言えば最初の版だと由香ちゃんも出てこなかったぞ」
美奈「ヒロインの座を独占できてたのに~」
著者「でも、今の方がいいですよね?」
誠「うーん、まぁ……そうかな?」
美奈「どうかしらねぇ……」
著者「あらら、随分辛口ですね」
誠「これからもどんどん変えていくんでしょ?」
著者「まぁ、変える所がなくなるまではどんどん変えていくつもりですけど……」
美奈「だったらもっと私に活躍シーンをちょうだい!」
 目をキラキラさせて懇願する美奈ちゃん。

著者「美奈ちゃん十分活躍してますよね?」
美奈「やだ――――! もっと――――!」
 駄々をこねる美奈ちゃん。

著者「うーん、まぁ、美奈ちゃんはうちの一番人気ですからね、考えておきます」
美奈「やったぁ!」
誠「俺は?」
美奈「誠はいいの!」
誠「酷い……」
著者「まぁまぁ、出番は増えると思いますよ」
誠「悲惨なシーンは止めてくださいよ……」
 ちょっとビビり気味な誠。

著者「さて、続編書くとしたらどうしたらいいですか?」
誠「え? 続きがあるの?」
美奈「キタ――――!!」
 こぶし握って中腰で叫ぶ美奈ちゃん。

著者「読者様のご要望が多ければ続編も考えたいですよね」
誠「だとしたら……、俺と由香ちゃんのラブラブな暮らしを余すところなく……」
美奈「何言ってんのよ! あなたたちは勝手に幸せに暮らしてなさい! 水星(マーキュリー)王家での激しい小姑との戦いの方がブクマ数上がるわよ!」
著者「令嬢系ですね」
誠「そんなドロドロした話、書けるんですか?」
著者「いや――――、ちょっと勝手違いますよねぇ……」
 著者にその辺の繊細な描写力は期待できない。

美奈「何よ! そしたら何なら書けるのよ!?」
著者「誠君の息子と、美奈ちゃんの娘の冒険譚とかどうですか?」
誠、美奈「えー……」
著者「いや、そこは子供に譲ってやりましょう」
誠、美奈「やだ――――!!」
 息ぴったりの二人。

著者「何なの、この人たちは……」
誠「じゃぁ100歩譲って、美奈ちゃんの娘と俺の冒険でいいや」
美奈「何言ってんの!? うちの娘に何するつもり?」
著者「さすがにそれは無理があるかと……」
美奈「先輩と私の美女二人旅がいいわ! 絵になるわよ!」
誠「既婚はなぁ……」
美奈「何よ! 既婚の何が悪いのよ!!」
著者「まぁまぁ。仕方ないな、新キャラ投入するか……」
誠、美奈「え――――っ!!」
著者「ダメだ、全然まとまらない……」
 肩を落とす著者。

誠「ディナのところで俺がTueeeするっていうのが一番ウケそうですよ!」
美奈「まだディナちゃんを狙ってるわね!」
誠「い、いや、そんな下心無いよ」
美奈「せんぱーい! 誠がね――――!」
著者「まぁまぁ、パラレルワールドが舞台というのはいいと思いますよ」
誠「ほらほら!」
美奈「誠が浮気する――――!」
著者「大丈夫、呪いかかってますから」
誠「え……」
美奈「うふふ、それなら安心だわ」
 嬉しそうな美奈ちゃん。

著者「美奈ちゃんも出たい?」
美奈「主人公にしてね♡」
著者「しゅ、主人公かぁ……」
誠「主人公は引き続き俺で大丈夫ですよ!」
著者「誠君が主人公なのはもう飽きちゃったんですよね……」
誠「ガーン!」
 思いっきりショックを受ける誠。

美奈「はっはっは、ざーんねん!」
著者「でも美奈ちゃん主人公にするのも難しいんですよね……」
美奈「ガーン!」
 美奈ちゃんもショック状態。

著者「もちろん出番はあると思うから、そう気を落とさず……」
 フォローする著者。

著者「はい、そろそろお別れの時間です」
 二人を整列させる著者。

著者「皆さん、お付き合いありがとうございました。続編が出たら読んでくださいね!」
誠「お願いします!」
美奈「ぜひ~♡」

著者「また、その時にお会いしましょう!」
誠「またよろしくです!」
美奈「ばいばーい♡」
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登場人物紹介

神崎 誠

ITエンジニア


ひょんなことからクリスと出会い、AIを開発して人類の後継者づくりを始める。

恋人募集中。


クリス

救世主

奇跡を次々と起こし、人類の後継者づくりに協力する。

特技は美味しいワインを作る事、核ミサイルの弾頭を破壊する事。


金原 美奈

応京大学2年生

株式会社DeepChild取締役


田中 修一郎

太陽興産の2代目のボンボン

応京大学2年生

株式会社DeepChild CFO




シアン

人類の後継者として創り出されたAI

身体は赤ちゃんを利用


マーカス


世界一のAIエンジニア

神に呼ばれて人類の後継者づくりに参加する

マーティン


凄腕のインフラエンジニア

マーカスの友達

宮田 由香

応京大学4年生

株式会社DeepChild インターン

美奈ちゃんの先輩

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