第95悔 女股い彗星
文字数 2,160文字
前悔までの『ニュー・イェア!』は……。
『第一悔 皇国後悔会議』の最中――。
円形協議場内に突如として現れた局部を丸出しにした二人の変態仮面・妄夢 と“無毛猫 ”の闘いに巻き込まれた近衛騎士団副長グンダレンコ・イヴァノフは、『魔羅取締官 』の秘部技 『ウラカン・メコ・インベルティダ(逆さ女股のハリケーン)』によって上空高く放り出されてしまった。
敬愛する上司のお女股を助けようと起ちあがった四人の近衛騎士らは、一物を露出し背中を反らせた橋を作る事で、四本の肉棒を一つにした“四騎士山”を形成し落下するイヴァノフを救おうとしていた。
『イヴァノフ・サーカス』の開幕であった……。
.。:*+゜゜+*:.。.*:+☆
しかし、それは『女股の神・イザネイミホート』の悪戯 によってなのか、全てが危機に瀕 していた――。
“四騎士山”への着陸態勢に入っていたイヴァノフを突風が襲ったのだ。
元一流剣闘士スピナッチと“変態先生”妄夢の『我恥無股 』が始まろうという時に渦巻いた爆風のような熱気と轟音が、再び場内を席巻した。
その正体不明の風は、どうも観客の熱を帯びた歓声から来るものではなかったようだが、それはまた別の話……。
上空にいたイヴァノフは、特にその強烈な風の影響を受けることとなった。
両脚を「M」の字に抱えて女股の唇を開いている彼女は、風に煽られて上体が揺らぎに揺らいだ。とくに膣内に空気が入ってしまったからか、下半身の振れが収まらない。
「くっ! ダメだ! 着陸予想地点修正!」
イヴァノフがそう四騎士に声を掛けるも、手足を伸ばし精一杯に橋 を作っている彼らは、副長が今どんな状況にあるのか正しく把握できなかった。
「右か?」、「いや、今度は左だ!」
騎士らが何とか“四騎士山”を崩さずに移動しようとするも、天頂方向に反り起った四本の肉棒の足並み――いや、棒並みが乱れた。“山”が付かず離れずを繰り返す――二股の山になったり、四本の剣山になったりしていた。
「やべえぞ! このままでは副長の女股じゃなく、“強気な抵抗組織 ”を貫いちまいかねねぇ!」と、近衛騎士ヒューゴが叫ぶと、インペリアル・ガードの後楯カスティリョが拒絶した。
「それだけは、ダメだ! 俺たちは反社会的精力 じゃあない!」
サーカスプレイを日頃から楽しむ近衛騎士らですら、イヴァノフの“強気な抵抗組織”を犯すことだけは禁忌としていた。
それは、イヴァノフに在りし日の記憶を思い出させることになるからだ。騎士らは彼女の少女時代のトラウマに最大限の注意を払いながら、“常世の国”を愛していたのだ。
この状況に業を煮やしたのが新米宮廷詩人であった。
「何やってるんだ! 見てられねえ!」
再び彼に宮廷道化師時代の荒い言葉遣いが戻って来ていた。
「オイラがコントロールする! てめえらは、何が何でも“山”を崩すなよ!」
そういうとスピナッチは、四騎士の反り起つ四本の肉棒を両手で〈むんずっ〉と握りしめ、ひとつにまとめ上げた。
「か、かたじけない! スピナッチ殿!」、「ファンティーゴ!」
サントーメが感謝し、矛先クリムが喘 いだ。
「ハハハーハハハハハッハッ! 誰だい、さっそく先走ってやがるのは!」
スピナッチは、上空にあるイヴァノフの女股を注視しながら両手がイントレランス・リキッドに塗 れるのを感じていた
騎士らの四人ともがイヴァノフの女股とは御無沙汰だった。
この時期――春から夏にかけて――は例年、近衛騎士団への新規入団者を相手にするイヴァノフの女股に暇 はないからだ。特にインペリアル・ガード組はもう一年以上も――スピナッチが曰くところの――“五番目の季節”を堪能していなかった。
久しぶりに敬愛する副長の女股を味わえる! 先走るのも当然だ!
それは、誰の内心だったか? しかし、それを責められる者は騎士ではなかった。
誰であろうと副長に対するイントレランス・リキッドに理解を示す――。
騎士団の中には不文律としてそういうものがあった。
「ハハ!ッハハハハッハ! まぁ、いいや! こっちはてめえらの短い棒をまとめるのに必死だぜぃ!」
巨漢のスピナッチの巨大な手で四騎士平均十五センチ程度の一物を握れば、確かに頭の先がわずかに見え隠れする状態であり、それによって、よりイントレランス・リキッドを直に触れることになるため、ハンドリングは困難を極めた。
四騎士は揃いも揃って顔を紅潮させたが、それがスピナッチの言葉によるものなのか、あるいはブリッジ状態で頭に血が上っているためかは判然としなかった。
スピナッチがイヴァノフの落下地点を予測しながら、その剛腕で“四騎士山”を右へ左へ動かす。
「ほら! もっと伸ばせ!」と両手で“山”を上下に何回か扱 くと、いよいよ着陸が近づいていることを四騎士に感じさせた。
「よし! このまま被突入 する!」
イヴァノフが四騎士とスピナッチを信じてカラダをさらに丸めると、それはひとつの女股彗星 ――『メコット』となって“山”に落ちた。
〈ズボズブシャーッ!〉
協議場内に激しく淫らな挿入音が鳴り響いた。
――ところが、女股神 様はどこまでも残酷な悪戯 好きの女神だった……。
第95悔 『女股 い彗星』 おわり。:*+゜゜+*:.。.*:+☆
『第一悔 皇国後悔会議』の最中――。
円形協議場内に突如として現れた局部を丸出しにした二人の変態仮面・
敬愛する上司のお女股を助けようと起ちあがった四人の近衛騎士らは、一物を露出し背中を反らせた橋を作る事で、四本の肉棒を一つにした“四騎士山”を形成し落下するイヴァノフを救おうとしていた。
『イヴァノフ・サーカス』の開幕であった……。
.。:*+゜゜+*:.。.*:+☆
しかし、それは『女股の神・イザネイミホート』の
“四騎士山”への着陸態勢に入っていたイヴァノフを突風が襲ったのだ。
元一流剣闘士スピナッチと“変態先生”妄夢の『
その正体不明の風は、どうも観客の熱を帯びた歓声から来るものではなかったようだが、それはまた別の話……。
上空にいたイヴァノフは、特にその強烈な風の影響を受けることとなった。
両脚を「M」の字に抱えて女股の唇を開いている彼女は、風に煽られて上体が揺らぎに揺らいだ。とくに膣内に空気が入ってしまったからか、下半身の振れが収まらない。
「くっ! ダメだ! 着陸予想地点修正!」
イヴァノフがそう四騎士に声を掛けるも、手足を伸ばし精一杯に
「右か?」、「いや、今度は左だ!」
騎士らが何とか“四騎士山”を崩さずに移動しようとするも、天頂方向に反り起った四本の肉棒の足並み――いや、棒並みが乱れた。“山”が付かず離れずを繰り返す――二股の山になったり、四本の剣山になったりしていた。
「やべえぞ! このままでは副長の女股じゃなく、“
「それだけは、ダメだ! 俺たちは
サーカスプレイを日頃から楽しむ近衛騎士らですら、イヴァノフの“強気な抵抗組織”を犯すことだけは禁忌としていた。
それは、イヴァノフに在りし日の記憶を思い出させることになるからだ。騎士らは彼女の少女時代のトラウマに最大限の注意を払いながら、“常世の国”を愛していたのだ。
この状況に業を煮やしたのが新米宮廷詩人であった。
「何やってるんだ! 見てられねえ!」
再び彼に宮廷道化師時代の荒い言葉遣いが戻って来ていた。
「オイラがコントロールする! てめえらは、何が何でも“山”を崩すなよ!」
そういうとスピナッチは、四騎士の反り起つ四本の肉棒を両手で〈むんずっ〉と握りしめ、ひとつにまとめ上げた。
「か、かたじけない! スピナッチ殿!」、「ファンティーゴ!」
サントーメが感謝し、矛先クリムが
「ハハハーハハハハハッハッ! 誰だい、さっそく先走ってやがるのは!」
スピナッチは、上空にあるイヴァノフの女股を注視しながら両手がイントレランス・リキッドに
騎士らの四人ともがイヴァノフの女股とは御無沙汰だった。
この時期――春から夏にかけて――は例年、近衛騎士団への新規入団者を相手にするイヴァノフの女股に
久しぶりに敬愛する副長の女股を味わえる! 先走るのも当然だ!
それは、誰の内心だったか? しかし、それを責められる者は騎士ではなかった。
誰であろうと副長に対するイントレランス・リキッドに理解を示す――。
騎士団の中には不文律としてそういうものがあった。
「ハハ!ッハハハハッハ! まぁ、いいや! こっちはてめえらの短い棒をまとめるのに必死だぜぃ!」
巨漢のスピナッチの巨大な手で四騎士平均十五センチ程度の一物を握れば、確かに頭の先がわずかに見え隠れする状態であり、それによって、よりイントレランス・リキッドを直に触れることになるため、ハンドリングは困難を極めた。
四騎士は揃いも揃って顔を紅潮させたが、それがスピナッチの言葉によるものなのか、あるいはブリッジ状態で頭に血が上っているためかは判然としなかった。
スピナッチがイヴァノフの落下地点を予測しながら、その剛腕で“四騎士山”を右へ左へ動かす。
「ほら! もっと伸ばせ!」と両手で“山”を上下に何回か
「よし! このまま
イヴァノフが四騎士とスピナッチを信じてカラダをさらに丸めると、それはひとつの
〈ズボズブシャーッ!〉
協議場内に激しく淫らな挿入音が鳴り響いた。
――ところが、
第95悔 『