第5話 新しい人
文字数 261文字
博物館長のトムリィ女史は、すぐ来てくれた。
ラーベスは、館長と女史の調べもののじゃまになるような気がして、図書館を出ると、南の丘をぶらぶらしていた。すると、見知らぬ「新しい人」がすわっていた。
「やあ、新しい人だね。ぼくはラーベス」
ラーベスは、手を差し出した。
新しい人は、その手を握り返しながら、立ち上がってこう言った。
「ラーベス。このへんで、昔のことをよく知っている人はいるかい? 旅に出たいんだが。ぼくの名は、リダンだ」
ラーベスは、ちょっとびっくりした。そして、じゃあ君を図書館へ案内しよう、とリダンをさそった。
ラーベスは、館長と女史の調べもののじゃまになるような気がして、図書館を出ると、南の丘をぶらぶらしていた。すると、見知らぬ「新しい人」がすわっていた。
「やあ、新しい人だね。ぼくはラーベス」
ラーベスは、手を差し出した。
新しい人は、その手を握り返しながら、立ち上がってこう言った。
「ラーベス。このへんで、昔のことをよく知っている人はいるかい? 旅に出たいんだが。ぼくの名は、リダンだ」
ラーベスは、ちょっとびっくりした。そして、じゃあ君を図書館へ案内しよう、とリダンをさそった。