第12話:タイプの娘との偶然の出会い

文字数 1,564文字

 前輪駆動の車の後輪にチェーンをつける奴がいるかと若い男性をしかりつけると、車の中の若い女性が、弟を怒らないで、私が悪いのですと謝った。そして、できたら、六日町の市街地まで送っていただけませんかと言うので、仕方なく了解して、2人と荷物を載せて走り出した。すると、若い男性が、すげー、これ出たばかりのパジェロのディーゼルターボだと驚いていた。

 4人駆動にして全輪スパイク、完璧ですねと興奮したように言うので、当たり前だと答えた。何してらっしゃるの女性が聞くの病院で先生方に医薬品を説明する仕事をしてると言うと、プロパーさんねと言い、高級取りだからパジェロも買えるわけねとニヤッと笑った。何で、そんなこと知ってのと聞く、十日町と六日町で両親と店員を使って小料理屋をやってると言った。

 名前はと聞くと、居酒屋・妻有と言った。そうか、まだ行った事ないなと話した。今度、出張時には、是非来て下さいね、サービスするからと笑った。その後、彼女が伊東由紀と自己紹介した。15分ほどで六日町に入り、彼ら2人を店の前で下ろした。彼女は、典型的な新潟美人で小柄のぽっちゃり体系だが、くびれもあり、胸もでかい。まさに伊藤の好きなタイプだった。

 そして十日町病院の先生に依頼された書類を六日町病院の先生に手渡すと、お礼を言われた。まだ暗くなってないので、すぐに十日町へ引き返した。そして、いつもの官舎に入り診療所の松平院長と奥さんの2人と夕食をたべた。その時、今日の出来事を話すと奥さんが何て素敵な出来事と言い薄笑いした。そして、その彼女をどう思ったのと言うので好きなタイプと言うと、ものにしちゃいなさいと言った。

 あまりに突然なので、えーと言うと、男と女は、直感よ。なんだかんだと余計な事を考えるから失敗するのよと言い、素直にものししちゃえと笑いながら言い切った。そして、実は、私も、そうしたのよと言い、この人と一緒になったのも直感よと答えた。すると、松平院長が、そうなんだよ、彼女の速攻作戦にしてやられた。全く考える暇を与えてくれなかったのだよと笑いながら言った。

 あんたもそうしなさい、その方が結局、幸せになるからと助言した。そのうち彼女を誘って、ここに連れてきなさいと言った。伊藤が、実は、十日町の居酒屋・妻有のオーナーの娘さんで、トランジスタ・グラマーな娘と言うと、わかった。そのうち敵状視察に行こうと院長に言うと面白そうだ、是非、行こうと合意。彼女は今日は六日町にいて六日町と十日町の店を行き来してるみたいと教えた。

 明日、金曜、新潟に帰って、また来ますので宜しくと言って部屋に行って床についた。翌日、長岡の3つの大きな病院を訪問して異状がないか点検し各先生方に、今後も宜しくと宣伝して回った。その晩、21時前に新潟の自宅をに帰り郵便受けを見て風呂に入り酒を飲んで床についた。翌朝、できるだけ遅くまで寝て、疲れをとることに専念した。

 土曜日は、部屋を暖めて、音楽を聴いた。そして、診療所の院長に依頼された商品を新潟の万代橋の向こうの新潟伊勢丹へ行き、T屋の羊羹を大型詰め合わせを購入。そして、今晩のおかずに、米沢牛のステーキ肉を買って帰り、にんにくを擦りおろし、ステーキをフライパンでミディアムに焼いて、買ってきたサラダと共に食べたが実にうまい、一緒に食べるコシヒカリも甘くて、おいしい。

 その後、寝る前、来週の営業作戦をたててから眠りについた。翌、月曜の朝、渋滞する前に会社について駐車場に車を入れた。その後、近くの喫茶店に7時半過ぎに入り美味しい珈琲を飲んで、じっくり、新潟日報をくまなく読んだ。その後、もう一杯の珈琲を頼んでモーニングセットを食べる。その他、日経新聞をじっくり読んで9時には、会社に出勤すると事務の女性たちがやってくる。
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