第42話「最終話」ゴーン事件と新しい難病の問題

文字数 1,577文字

 日産自動車のカルロス・ゴーン会長が11月、巨額の役員報酬を隠したとして、金融商品取引法違反「有価証券報告書の虚偽記載」容疑で東京地検特捜部に逮捕され、会長を解任された。仏自動車大手ルノーも統括し、業績不振の日産をV字回復させたカリスマ経営者逮捕ニュースは、世界に衝撃を与えた。日産は逮捕後、報酬隠しに加え、投資資金の流用や経費の不正支出疑惑も明かし会社の「私物化」を公表。

 特捜部は日産の外国人執行役員らとの間で、他人の犯罪を明かす見返りに刑事処分を軽減する日本版「司法取引」に合意し、関連証拠を入手したとされる。弁護側は虚偽記載を否認しており、事件は検察、弁護側の全面対決となる様相を呈している。その後、年末、日本の検察の隙を突いて007の様に秘密裏に2018年12月29日海外逃亡するというウルトラCを披露した。

 ゴーン氏は最終目的地レバノンに飛ぶ前に、イスタンブール空港でプライベートジェット機に乗り換えたと言われている。この航空会社の従業員である5人は「不法に移民を密輸」したとして起訴・拘束されていたが裁判の終了までイスタンブールの裁判所命令により保釈された。起訴状によると、ゴーン氏は、空気を取り入れるため70の穴が開けられ、フォームでコーティングされた、大きな楽器ケースに入れて密輸されたという。

 トルコの検察官によると、マイケル・テイラーとレバノン国民のジョージ・アントワーヌ・ザイエクの二人が、ゴーン氏がイスタンブールを通過できるようにするため、トルコの民間航空会社MNGジェットの従業員を雇った。起訴状によると、従業員の一人はゴーンが搭乗する前の数か月間に、銀行口座に数回の支払いを受け、合計25万ユーロ「約3千万円」以上を受け取ったという。

 MNGは、航空機が違法に使用されたと申し立てを行い、事件当時、1人の従業員がゴーンを乗客リストから除外するためにフライトマニフェストを改ざんしたことを認めていた。元日産自動車会長のカルロス・ゴーン側が、日本からの逃亡を補助した者に報酬として50万ドルをビットコインで支払っていたことが判明。2018年11月に金融商品取引法違反の容疑で逮捕され、保釈中の出来事だった。

 米国の検察官が法廷に提出した文書によると、ゴーン氏の息子が、脱出を助けたピーター・テイラーに、仮想通貨取引所である米国のコインベースを通じてビットコイン50万ドル「約5300万円」を支払っていた。ゴーン氏が12月29日に脱出に成功した後、1月から5月までの期間で分割払いされた。この他、ゴーン氏は関西国際空港からの脱出と、レバノンへの移転のサポート費用も支払った模様。

 支払総額136万ドル「約1.4億円」をピーター・テイラー氏と、その父親で元米陸軍特殊部隊「グリーンベレー」隊員のマイケル・テイラー氏に支払ったと伝えられる。トルコでは、カルロスニュースの話題性としては、ゴーン被告の逃亡劇が最も注目させたのは間違いない。

 そして、2019年1月、長男の伊藤隆二に福祉アパートの計画について知りたいというので説明すると興味があると言うことで手伝ってくれることになった。そこで1億円を融資し、アパートの賃収入を半々にする事で、この事業を譲ることにした。伊藤光一も66才になり、奥さんとゆっくりと暮らすことを選んだ。しかし、いつでも相談に乗ると隆二に話すと、そうしてくれれば安心だと述べた。

 その後、伊藤光一は、奥さんの由紀さんと温泉に入ったりして、家賃の2019年は、温泉療養した。夏は、ハイエースをキャンピング仕様にした車を買い新潟からフェリーで北海道に渡り、涼しい夏を過ごした。冬も南伊豆、南房総へでかけ天然温泉につかり、ゆっくりとした。そうして2020年を迎えた。しかし中国で、新型ウイルスの流行が起こった。「終了」
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