第19話
文字数 1,756文字
何度目かの絶頂を迎えて、肩で息をしながら枕をぎゅっと握る。
じっくりと前戯で攻められた後、いよいよ健斗さんのものが入ってくる。
何度経験してもこの圧迫感にはゾクゾクする。
健斗さんのものが奥まで入ったら、いつものように健斗さんが私のクリトリスに電マを当てる。
私が中ではいけないから、先にいかせて……という建前ではあるものの、なんだかんだでお互いにこのプレイが好きなのだと思う。
電マの刺激であっという間にいってしまうと、健斗さんがゆっくりと腰を動かす。
勝手に中が収縮して、その中を無理やり健斗さんものが行ったり来たりする。
最近はこれも気持ちよくなってきて、ああ、ずっとこの時間が続けばいいのにと思ってしまう。
目を閉じて快感に身を委ねていると、ふと健斗さんの動きが止まった。
「健斗さん……?」
「少し前から気になっていたのですが……」
「……?何です?」
「なるみさん、中でいけるようになっている気がするんですよね」
確かにここ最近、健斗さんのもので突かれるのもよくなってきて、もっとしてほしいと思うことも多い。
でも、クリトリスでいくときのような激しい感覚はない。
「確かに最近ちょっと気持ちよくなってきた感覚はあるんですけど、自分じゃいってる感覚ないですよ?」
「中の動きが違うんですよ。前はいった後、しばらく余韻が残る程度でしたけど、ここ最近はその後でも締まるというか、うねるというか」
「……なんか恥ずかしいんですけど……」
「なるみさん、外でいくときが激しすぎて中でいっているのに気づいていないだけなんじゃないですか?」
「えぇ~……わかんないですよ」
「少し休憩してから確かめましょう」
休憩中、健斗さんと指を絡めながら話をする。
「健斗さん、私が中でいけるようになったら嬉しいですか?」
「それはまぁ、嬉しいですね」
「何で?」
「何でって……男だったら自分のものでいかせてみたいと思うのが普通なんじゃないですか」
「ふふふっ、そうなんですね~」
「それに、あなたを開発できたという達成感のようなものもありますし」
「私の体、もうだいぶ前から健斗さん仕様ですけどね」
「ふふっ、そうでしょうね」
「あー、でもこれで中でいけなかったら健斗さんをガッカリさせちゃうかも……」
「いや、大丈夫ですよ」
「大丈夫なんですか?」
「ええ、ほぼ確実にいけると思いますから」
「何で?」
「あなたの体は私が一番よくわかっているので」
妙な説得力があるなと思っていたら、ベッドがぎしっと軋んで、健斗さんが覆いかぶさってくる。
「休憩は終わりです」と言うと、何度も何度も角度を変えて優しいキスをしてきた。
キスがどんどん深くなって、お互いの息が上がってくると健斗さんの指がお腹をすっと撫でていき、そのまま下のほうを確かめる。
「……大丈夫そうですね」
そう言うと、すぐに健斗さんのものが入ってきた。
馴染ませるように抜き差しした後で、健斗さんが腰を打ち付けてくる。
どこが気持ちいいとか、そういう感じではなくて、この状況を含めて全部がゾクゾクするほど気持ちいい。
「あっ、あっ……」
健斗さんの腰の動きが激しくなってくると、今までとは違う波がやってきた。
もうちょっと……もうちょっとで来ちゃう……そう思っていると、自然と口に出てしまった。
「あぁっ、健斗さん、もっとっ……」
スパートをかけるように激しく突かれて、健斗さんに強く抱き着いた。
もはや抱き着くというより、必死でしがみついたと言ったほうがいいくらい。
腰から背中にかけてぞわっとした感覚の後、勝手に腰が浮いて、いつもとは違った快感の波にのまれていってしまった。
抱きしめ合って、お互いがお互いの肩に顔を埋める状態だから健斗さんの顔は見えない。
はぁ……と健斗さんが大きく息をこぼした。
「……い、いっちゃいました……」
「はぁ~……」
「健斗さん、疲れちゃいました……?」
「いえ、全然」
健斗さんは私の肩に顔を埋めたまま。
表情が見えなくて不安になってきた頃、ようやく顔を上げてくれた。
「正直、めちゃくちゃよかったです」
「わ、私もよかったです……」
「……なるみさん、いやらしい声を出すようになりましたね」
「うぅ……」
「『もっと』なんておねだり、どこで覚えたんです?」
「うぅ……」
「ああ、楽しみが増えましたね。今日は本当に寝かせてあげられないかもしれません」
じっくりと前戯で攻められた後、いよいよ健斗さんのものが入ってくる。
何度経験してもこの圧迫感にはゾクゾクする。
健斗さんのものが奥まで入ったら、いつものように健斗さんが私のクリトリスに電マを当てる。
私が中ではいけないから、先にいかせて……という建前ではあるものの、なんだかんだでお互いにこのプレイが好きなのだと思う。
電マの刺激であっという間にいってしまうと、健斗さんがゆっくりと腰を動かす。
勝手に中が収縮して、その中を無理やり健斗さんものが行ったり来たりする。
最近はこれも気持ちよくなってきて、ああ、ずっとこの時間が続けばいいのにと思ってしまう。
目を閉じて快感に身を委ねていると、ふと健斗さんの動きが止まった。
「健斗さん……?」
「少し前から気になっていたのですが……」
「……?何です?」
「なるみさん、中でいけるようになっている気がするんですよね」
確かにここ最近、健斗さんのもので突かれるのもよくなってきて、もっとしてほしいと思うことも多い。
でも、クリトリスでいくときのような激しい感覚はない。
「確かに最近ちょっと気持ちよくなってきた感覚はあるんですけど、自分じゃいってる感覚ないですよ?」
「中の動きが違うんですよ。前はいった後、しばらく余韻が残る程度でしたけど、ここ最近はその後でも締まるというか、うねるというか」
「……なんか恥ずかしいんですけど……」
「なるみさん、外でいくときが激しすぎて中でいっているのに気づいていないだけなんじゃないですか?」
「えぇ~……わかんないですよ」
「少し休憩してから確かめましょう」
休憩中、健斗さんと指を絡めながら話をする。
「健斗さん、私が中でいけるようになったら嬉しいですか?」
「それはまぁ、嬉しいですね」
「何で?」
「何でって……男だったら自分のものでいかせてみたいと思うのが普通なんじゃないですか」
「ふふふっ、そうなんですね~」
「それに、あなたを開発できたという達成感のようなものもありますし」
「私の体、もうだいぶ前から健斗さん仕様ですけどね」
「ふふっ、そうでしょうね」
「あー、でもこれで中でいけなかったら健斗さんをガッカリさせちゃうかも……」
「いや、大丈夫ですよ」
「大丈夫なんですか?」
「ええ、ほぼ確実にいけると思いますから」
「何で?」
「あなたの体は私が一番よくわかっているので」
妙な説得力があるなと思っていたら、ベッドがぎしっと軋んで、健斗さんが覆いかぶさってくる。
「休憩は終わりです」と言うと、何度も何度も角度を変えて優しいキスをしてきた。
キスがどんどん深くなって、お互いの息が上がってくると健斗さんの指がお腹をすっと撫でていき、そのまま下のほうを確かめる。
「……大丈夫そうですね」
そう言うと、すぐに健斗さんのものが入ってきた。
馴染ませるように抜き差しした後で、健斗さんが腰を打ち付けてくる。
どこが気持ちいいとか、そういう感じではなくて、この状況を含めて全部がゾクゾクするほど気持ちいい。
「あっ、あっ……」
健斗さんの腰の動きが激しくなってくると、今までとは違う波がやってきた。
もうちょっと……もうちょっとで来ちゃう……そう思っていると、自然と口に出てしまった。
「あぁっ、健斗さん、もっとっ……」
スパートをかけるように激しく突かれて、健斗さんに強く抱き着いた。
もはや抱き着くというより、必死でしがみついたと言ったほうがいいくらい。
腰から背中にかけてぞわっとした感覚の後、勝手に腰が浮いて、いつもとは違った快感の波にのまれていってしまった。
抱きしめ合って、お互いがお互いの肩に顔を埋める状態だから健斗さんの顔は見えない。
はぁ……と健斗さんが大きく息をこぼした。
「……い、いっちゃいました……」
「はぁ~……」
「健斗さん、疲れちゃいました……?」
「いえ、全然」
健斗さんは私の肩に顔を埋めたまま。
表情が見えなくて不安になってきた頃、ようやく顔を上げてくれた。
「正直、めちゃくちゃよかったです」
「わ、私もよかったです……」
「……なるみさん、いやらしい声を出すようになりましたね」
「うぅ……」
「『もっと』なんておねだり、どこで覚えたんです?」
「うぅ……」
「ああ、楽しみが増えましたね。今日は本当に寝かせてあげられないかもしれません」