第12話
文字数 1,542文字
ふたりでお風呂に入っていると、いつものように健斗さんが体を洗ってくれる。
健斗さんの手が私の胸を包んだとき、その手がぴたりと止まった。
「……なるみさん、胸張ってませんか?」
「そうなんですよ。たぶん生理前のあれです。今日の昼くらいからちょっと痛くなってきたんですよね……というか、よく気づきましたね」
「まぁ、毎日触れてる恋人の体ですから」
そのまま体を洗ってもらって、お風呂上りには体を拭いてもらって、ドライヤーまでかけてもらう。
部屋着に着替えて、さっぱりした体でソファーでふたり並んでゆっくりする。
そのうち、なんとなく健斗さんに触れたくなって、その指に自分の指を絡める。
察しのいい健斗さんは、すぐに耳元で「ベッドに行きますか?」とささやいた。
「……なるみさんは生理前になるとしたがりますね」
「そうなんですよね……なんかそういうことばっかり考えちゃう……」
「私としては毎日でもいいんですけど」
「……わりと毎日してるじゃないですか」
「まぁ、そうなんですけど。……痛いなら胸にはあまり触れないようにしたほうがいいですか?」
「えっと……なんか……今日はちょっと痛くても触ってほしいかも……」
「……そうですか」
少し楽しそうな健斗さんの声色。
ベッドの上に座っている私の後ろから、健斗さんが私の胸を揉みしだく。
絞られるようにすると少し痛いけど、その後で先端を優しく指で刺激されるとたまらなくなる。
「んんっ……」
「もう少し優しくしたほうがいいですか?」
「大丈夫です……痛いけど気持ちいい……」
「ふふっ、そうですか」
しばらく胸をしつこく愛撫されて、そろそろ他のところも……と思っていると健斗さんの手がするりと私の下着の中に入っていく。
指を動かすとぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響いた。
「胸だけでこんなに?」
「あっ、だって……」
さっき着たばかりの部屋着を全部脱がされて、足を開かされた。
そのまま健斗さんの指が入ってきて、わざと大きな音を立てるように動かす。
「やだっ……」
「じゃあやめますか?」
「いじわる……」
「なんでしょうね……今日は新しい性癖に目覚めそうです」
「……えっち」
「その言葉、そのままお返ししますよ」
そう言うと、健斗さんが顔を埋めて私の一番敏感なところに舌を這わせた。
何度も角度を変えながら舐め上げて、口の中に含むと吸い上げながら口内で嬲る。
中をかき回す音とクリトリスに与えられる快感にのみ込まれて、すぐにいってしまった。
余韻でびくびくしている私を満足気に見下ろすと、健斗さんはまたクリトリスを口に含んだ。
いったばかりで敏感になっているところをゆっくりと優しく労わるように舐めては吸い上げる。
健斗さんの頭を押さえて抵抗するものの、心のどこかでもっとしてほしいと思っている自分もいた。
「……すみません、今日はあまり余裕がないです」
そう言うと、すぐに健斗さんのものが入ってきた。
いったばっかりなのに……そう言いたかったけど、さっきとは違う快感に声にならない声を漏らすしかない。
そのうち、中からの大きな快感の波がやってきて、体が弓なりになった。
それでも健斗さんはやめてくれない。
「健斗さんっ……もうっ、いったからぁ……」
「……もう少し付き合ってください」
いつもとは違う余裕のない表情を見ると、ああ、もっとめちゃくちゃにされたいと思ってしまう。
私が何回かの絶頂を迎えて、ようやく解放してもらえた。
「……今日の健斗さんすごい……」
「なるみさんのせいですよ。いつもよりいやらしくて興奮しました。……休憩しましょうか。特になるみさんは水分補給が必要でしょうし」
「……健斗さんだって汗だくなんじゃないですか?」
「まぁ、否定はしません」
「……休憩した後もいっぱいしてください……」
「……やはり休憩はなしにしましょうか」
健斗さんの手が私の胸を包んだとき、その手がぴたりと止まった。
「……なるみさん、胸張ってませんか?」
「そうなんですよ。たぶん生理前のあれです。今日の昼くらいからちょっと痛くなってきたんですよね……というか、よく気づきましたね」
「まぁ、毎日触れてる恋人の体ですから」
そのまま体を洗ってもらって、お風呂上りには体を拭いてもらって、ドライヤーまでかけてもらう。
部屋着に着替えて、さっぱりした体でソファーでふたり並んでゆっくりする。
そのうち、なんとなく健斗さんに触れたくなって、その指に自分の指を絡める。
察しのいい健斗さんは、すぐに耳元で「ベッドに行きますか?」とささやいた。
「……なるみさんは生理前になるとしたがりますね」
「そうなんですよね……なんかそういうことばっかり考えちゃう……」
「私としては毎日でもいいんですけど」
「……わりと毎日してるじゃないですか」
「まぁ、そうなんですけど。……痛いなら胸にはあまり触れないようにしたほうがいいですか?」
「えっと……なんか……今日はちょっと痛くても触ってほしいかも……」
「……そうですか」
少し楽しそうな健斗さんの声色。
ベッドの上に座っている私の後ろから、健斗さんが私の胸を揉みしだく。
絞られるようにすると少し痛いけど、その後で先端を優しく指で刺激されるとたまらなくなる。
「んんっ……」
「もう少し優しくしたほうがいいですか?」
「大丈夫です……痛いけど気持ちいい……」
「ふふっ、そうですか」
しばらく胸をしつこく愛撫されて、そろそろ他のところも……と思っていると健斗さんの手がするりと私の下着の中に入っていく。
指を動かすとぐちゅぐちゅと卑猥な水音が響いた。
「胸だけでこんなに?」
「あっ、だって……」
さっき着たばかりの部屋着を全部脱がされて、足を開かされた。
そのまま健斗さんの指が入ってきて、わざと大きな音を立てるように動かす。
「やだっ……」
「じゃあやめますか?」
「いじわる……」
「なんでしょうね……今日は新しい性癖に目覚めそうです」
「……えっち」
「その言葉、そのままお返ししますよ」
そう言うと、健斗さんが顔を埋めて私の一番敏感なところに舌を這わせた。
何度も角度を変えながら舐め上げて、口の中に含むと吸い上げながら口内で嬲る。
中をかき回す音とクリトリスに与えられる快感にのみ込まれて、すぐにいってしまった。
余韻でびくびくしている私を満足気に見下ろすと、健斗さんはまたクリトリスを口に含んだ。
いったばかりで敏感になっているところをゆっくりと優しく労わるように舐めては吸い上げる。
健斗さんの頭を押さえて抵抗するものの、心のどこかでもっとしてほしいと思っている自分もいた。
「……すみません、今日はあまり余裕がないです」
そう言うと、すぐに健斗さんのものが入ってきた。
いったばっかりなのに……そう言いたかったけど、さっきとは違う快感に声にならない声を漏らすしかない。
そのうち、中からの大きな快感の波がやってきて、体が弓なりになった。
それでも健斗さんはやめてくれない。
「健斗さんっ……もうっ、いったからぁ……」
「……もう少し付き合ってください」
いつもとは違う余裕のない表情を見ると、ああ、もっとめちゃくちゃにされたいと思ってしまう。
私が何回かの絶頂を迎えて、ようやく解放してもらえた。
「……今日の健斗さんすごい……」
「なるみさんのせいですよ。いつもよりいやらしくて興奮しました。……休憩しましょうか。特になるみさんは水分補給が必要でしょうし」
「……健斗さんだって汗だくなんじゃないですか?」
「まぁ、否定はしません」
「……休憩した後もいっぱいしてください……」
「……やはり休憩はなしにしましょうか」