第13話

文字数 2,740文字

……洗濯物がたまっている。
今着ている部屋着もついでに放り込んで、洗濯機を回すか。
こないだ新しく買った部屋着も着てみたいし……あ、その前にシャワーでも浴びよう。

「健斗さん、今日洗濯しようと思ってるんですけど、他に洗濯物出そうですか?」
「ああ、ちょうど着替えようと思ってたんです。部屋着を変えようかと」
「奇遇ですね。私もおニューの部屋着にする予定なんですよ」
「じゃあ、今着ているものを洗濯に?」
「はい、脱いだら洗濯機に放り込んで、その後でシャワーでも浴びようかと」
「なるほど……」
「……?どうかしました?」
「洗濯予定なら多少汚れてもいいんですよね?」
「ええ、まぁ。何です?がっつり掃除でもしますか?」
「いえ、服を着たまましましょう」
「何を?」
「いつもベッドの上でやっていることですよ」
「……お、お昼寝ですかね」
「では言い方を変えましょう。昨晩したことです」
「ちゃ、着衣プレイってことですか……」
「いいじゃないですか。ここまでお互いに心置きなくできるタイミングはないですよ」
「まぁ、そうですけど」
「した後に着ていたものを洗濯機に入れて、一緒にシャワーを浴びる……完璧です」

そう言うと健斗さんは私を抱き上げて、そのままベッドに優しく運ぶ。
そのまま押し倒される形になって、健斗さんが私の部屋着をゆっくりとたくし上げていく。

「……私、してもいいなんて一言も言ってないですけど」
「でも、嫌じゃないでしょう?」
「ぐぅ……」

ワンピースの裾を胸までたくし上げると、健斗さんがブラをずらす。
胸が変な形になっていないか恥ずかしくなって手で隠そうとするとその手を制止して、健斗さんが顔を埋める。
優しく手で、舌で愛撫されると思いのほか興奮している自分に気づいた。
そのまま手や舌がお腹を通っていったと思ったら、ふっと健斗さんが顔を上げる。

「ふふっ、すごいですよ。ここ」

そう言いながら、布越しにぐちょぐちょになったところを指で弄ぶ。
しばらく布越しで焦らされて、もどかしくなってきたところでクロッチ部分がぐっと横にずらされる。
その状態で一番敏感なところを健斗さんが舐めては吸い上げる。
指がほしくなってきた頃、入り口のところに健斗さんの指があてがわれた。
あっ、来る……その瞬間、無理やりねじ込まれるような、いつもよりもすごい圧迫感があった。

「あぁっ……」
「だいぶきついですね。……興奮してます?」
「しっ、してないです……」
「そうですか」

いつもよりも強く健斗さんの指を締め付けているからなのか、中で動く健斗さんの指の形がよくわかるし、動かされるたびにぐぽっぐぽっと下品な音がして恥ずかしい。
健斗さんが改めてクロッチ部分をぐいと引っ張ると、またクリトリスへの刺激が始まった。
焦らすのではなく、いかせようとしているのがわかって、私も腰を浮かしてしまう。

「あっ、ん゛んっ……!」

ものすごく気持ちよくて、だらしなく足を開いたままぐったりとしてしまう。

「ふふっ、だいぶよさそうでしたね」
「ん……すごかったです……」
「続けてもいいですか?」
「はい……」

健斗さんがまたクロッチ部分をずらして、健斗さんのものを入れてくる。
中が無理やりこじ開けられるような感覚に、腰が勝手に浮いてしまう。

「今日、いつもよりおっきい……」
「なるみさんの中がきついんですよ。……まぁ、私も興奮しているのでいつもとは違うかもしれませんが」

健斗さんの腰が打ち付けられるたびに、快感とほんの少しの苦しさに襲われる。
無理やりじゃないのに、無理やりされてるみたい……。
さっきとは違う快感の波がやってきて、ぎゅうと健斗さんのものを締め付ける。
その状態で健斗さんのものが中で擦れるとたまらなくなって、私に覆いかぶさっている健斗さんに抱き着く。

「あっ、あっ、すごい……」
「耳元でそういうことを言われると私も止まらなくなりますよ」

どんどん律動が速くなっていき、最後にぐっと奥まで貫かれた。
耳元で聞こえる健斗さんの乱れた呼吸が色っぽい。

「んふふっ、すごかったですね」
「ふぅ……私も思っていた以上に興奮しました。……体勢を変えて、続きをしても?」
「え~、どうしよっかな~」
「はいはい。じゃあお尻をこっちに向けてください」

もったいぶった言い方をしたものの、私ももっとしたかったので言われた通りすぐに体勢を変えた。
四つん這いになって、健斗さんにお尻を向ける。
クロッチ部分が横にずらされて、また健斗さんのものが入ってくる。
緩やかに中を確かめるように動かされると、呼吸に甘い声が混ざっていく。
すぐに上半身を支えるだけの力がなくなって、枕に突っ伏して本当に健斗さんにお尻を突き出すような姿勢になってしまった。
一気に動きが激しくなって、いつもより少しだけ乱暴にされているような感覚になる。
枕で喘ぎ声を押し殺しながら私だけ先に何度もいって、ようやく健斗さんも私の中に精を吐き出した。
健斗さんのものが引き抜かれると、そのまま横にぐったりと倒れてしまう。

「……すみません。やりすぎましたか?」
「ううん、すごくよかったです……」
「そうですか。……いつもより肌の露出は少ないはずなのに、妙な背徳感があってちょっと余裕がなくなりました」
「んふふっ、えっち」
「それはお互い様でしょう。もう足腰立たない感じですか?」
「んー……まだ大丈夫ですよ」
「そうですか。じゃあ最後に」

私を仰向けに寝かせると、また健斗さんのものが入ってきた。
さっきと全然変わらない大きさと熱さにゾクゾクしていると、健斗さんが私の上半身を抱きかかえるように起こした。
つながった状態でお互いに向き合って座る形になる。
自然と唇を合わせ、お互いを貪るようにキスする。
私が健斗さんの首に手を回し、健斗さんの肩に顔を埋めると、健斗さんは私の腰をつかみ、上下に動かし始めた。

「んっ、んっ……」
「ほら、もっと声を聞かせてください」

激しい動きではないのに、ゆっくりねっとりといいところを攻めてくる。
快感で腰が跳ねると健斗さんの手がそれを強引に戻して、またいいところを刺激してくる。
そのうち、今日一番の大きな波がやってきて、健斗さんが苦しくなってしまうのではないかというくらいに強く抱き着いた。

「やぁっ、だめぇっ……!」

びくびくっと体が震えて、一気に力が抜ける。

「……はぁ……いっちゃった……健斗さんは?」
「ふふっ、私もです。……お互いにたいぶ汚しましたね」
「そ、そうですね……」
「改めて見ると、これほとんどなるみさんの……」
「もう!言わなくていいですから!」
「ほう、まだ元気そうですね」
「はい?」
「さっき最後と言いましたが、なるみさんが思いのほか元気そうなので続けましょう。私はあと何回でもいけます」
「……」
「拒否はしないんですね?」
「もう……いじわる」
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