作例5の2「けっきょく『誰がどうした』なのかもだ」(創作論)

文字数 1,095文字

創作論の一つ「けっきょく『誰がどうした』なのかもだ」。
メインタイトルだけだと、何の話かわかりづらい……。
そこで、サブタイトルを入れることにしました。

最初に作ったのはこれでした。



文字の下に「図形」を敷きました。三角形。
花束の花の色とおそろいの黄色です。
少し透かしています。「しずくのことり」で覚えたワザです。
シールをななめに、むぞうさに貼ったみたいな感じが出たかな?
と思って、気に入っていたんですけど、

そのうち「プロットのつくりかた」というサブタイトルのほうが気になりだしました。
なんだかちょっと違うかも? と思って。

それで、こんなふうに変えてみました。



「ストーリーが動く!」
そうそう、「プロットのつくりかた」というより「ストーリーの進めかた」、なんです。

黒いカチンコみたいな影は、これは図形を敷いたのではないです。
Canvaの「フォント」の「エフェクト」、
「背景」という効果を選択したら、自動で出てきました。
黒をまた、少し透かして軽さを出して、
字にも赤や黄色(花束の花の色から採ります)を入れて、と。
よしできた!
と思って、これでしばらく満足してたんですけど……

考えたら、カチンコを知らない人には、
「進む」ってイメージが湧かないかもしれない。(汗)

そう思ってながめたら、黒い形が、なんだか踏切の遮断機か、
菜切り包丁みたいにも見えてきました。(汗汗)
まずい。進むどころか、切られちゃう!(ムンクの叫びの顔)

もっと、ぱっと見ただけでわかる、わくわく動く感じの形、ないかな。
うーん……
そうだ、三角や四角じゃなくて、マルを使ってみたら?



おお、なんだか、おいしそう?
黒いカチンコのときより文字は見えにくくなっちゃうけど、赤や黄色がちがった色に見えてきました。
この路線で行こう。さらにグリーンを足してみます。



ん-、もう一声!
「なのかもだ」の下の余白を工夫して。



動きが出てきた!
もう一つ足しちゃおうかな。グリーンピース、それとも緑のシャボン玉?



どうでしょうか?
この三つのマル、少しずつ透明度を変えてあります。
右下の大マルが80、左下の中マルが70、右上の小マルが50。
すこーし遠近感が出るかななんて思ったんですけど、いかがでしょうか。
誰にも習ってなく、自分でなんとなく考えたので、ただの思いつきです。

あるクリエーターさんが仰ってました。
そのかたはキャラクターデザインをなさるかたなんですけど、
「《良い者》は美味しそうな色。《悪い者》は食べたら不味そうな色」
と考えたりするそうです。

食べてみたくなる、作ってみたくなる。
読んでみたくなる、書いてみたくなる。
そんなレシピ本として楽しんでいただけたら、何よりです。
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