【別冊】紙本への道 はじめの一歩、の前のストレッチ

文字数 1,035文字

この連載は、ノベルデイズ用の「表紙」のつくりかたについて書くのがメインですが、
「せっかくだから、印刷・製本して紙の本にしてみたい!」
という、私のような(笑)人のために、
デジタルにはない、リアル紙本ならではの苦労アンド楽しみポイントを、少し書いてみようと思います。

まずは苦労のほう。
ふだん皆さんは、ノベデイを、スマホで読んでおられるでしょうか。それともパソコン?
私は両方ですけど、
ノベデイ用に作った表紙を、例えば、紙の文庫本に、ちょっとタテヨコのサイズを調整して、使ってみようと思ったとします。
思いました、じっさい。

でね。
紙にするとね、大きく感じます。

なんか……ぱんぱんに感じます。または、まのびして感じます。
予測はして、調整してたのですが、それでもじっさいに本(試し刷り)が出来てきたら、
「でか」
ってちょっと思っちゃいました。(^^;
とくに字ですね! タイトルと作者名。

文庫本(A6)にしてこれです。
ましてB6(市販の単行本よりちょっと寸詰まりサイズ)やA5(文庫本の倍サイズ)などを考えておられるかたは、もうほんとマジで。
印刷所に頼む前に、ご自宅のプリンターやコンビニのコピー機で、じっさいに出力して、
で、ご自分の手持ちの、本屋さんで買った本とならべて見てみることをおすすめします。

うん、面倒ですよね。お金もかかります。
だけどこの一手間で、あとになって
「でかっ!!」
と叫ぶのを防げると思えば。

(私、自宅のプリンターでは、何度も試し刷りしたんですよ!
それでも「本」になると違うんですね。
次は定規を当てて、字と字の間を測ったりしてみようと思ってます。)

印刷会社さんによっては、1冊だけ試し刷りをしてくれるサービスもあるから、それを利用するとよいですが、
それで「でか!」となって、表紙デザインをやり直せるとは限りません。
微調整しかできないかもしれません。

同じことは中身にも言えます。
本文や「見出し」の字を、「でか!」または「ちっさ!」と思うかもしれません。
A4の書類とはまた違うんです、サイズ感が。何だろうこれ。面白い。
本には、厚みがあるからでしょうか。

そうそれ、嬉しいのも、そこですね!
やっぱり、厚みのある「本」というモノになると、ほんと感激ですね。

表紙や本文の、紙質によってもぜんぜん違います。
さらさら、ふんわり、どっしり、などなど。
紙本ならではの楽しみ!

どんな紙でどうなるか、という話は、また別に書こうと思います。
今回のお題はとりあえず
「試し刷りのススメ」
でした。^^
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