作例20「ダブルダブル」シリーズ(小説・長編)

文字数 1,773文字

連載中の小説『ダブルダブル』。
ふっと書き始めたときは、どのくらいの長さになろうとしているのか、自分でわかっていませんでした。
なので、シンプルにこんな表紙でした。ご記憶のかたもおられるかも?
タイトルはかんたん表紙メーカー2で、文字の色をグレーに、文字のフチ取りを黄色のボカシにしたお気に入りのレタリングです。わざと見切れ(文字の端が切れる)にして。



でも、一巻じゃぜんぜん終わらないとわかって、あわてて「続」を作りました。これもシンプルに数字を足しただけ。



これでもぜーんぜん終わらないとやっとわかって、笑
三巻以降をどうしようかなと考えだしました。
まあ数字で「3」「4」……と入れていけばいいのですが、それではぱっと見ただけで見分けていただくのが難しいかもしれない。
なので、それぞれの巻に何か素材を足すことにしました。
『しずくのことり』(作例1参照!)で
「シルエットを入れる」「かつ、そのシルエットを透かす」
というわざを覚えて、味を占めまして。笑

そしてその後、全体のサイズをノベデイ推奨の〈1 : 1.6〉に作り替えました。
かんたん表紙メーカーだと、上下が足りないサイズになってしまうんですよね。
そこでCanvaで、1,000×1,600pxに設定して、土台から再築。



タイトル文字「ダブル」、もとの字体と同じのが見つからなかったのが残念でしたが、
むしろ淡さと軽さが出て、かえって良かったかもしれません。
「はんなり明朝」、初めて使うフォントです。
文字色はグレーを選び、エフェクト「影付き」を選択。
オフセット:50
向き:-45
ぼかし:20
透明度:40
で、影のカラーを、たんぽぽのシルエットをほんのり彩っているたんぽぽカラーに指定。
作者名「未村明」と同じ色です。

ここに、各巻の巻数(1、2、3……)のアイコンと、人物のシルエットを入れていきました。
黄の数字アイコンは透明度80%、黒→グレーの人物シルエットは50%です。
(※2023年4月に素材を取り替え、衣替えしました。)






巻一、二は「イラストAC」というサイトで手に入れた作家さんのものです。
イラストACは、私のようなダウンロード専門のユーザーは登録無料、ダウンロードも無料です。
デザインを商用にする場合は(自分で作った商品のパッケージ等に使うということ)、別途、ライセンス料金が発生しますが、
ノベデイの表紙ならそれも申請しなくていいみたい。

イラストACには有料の「プレミアム会員」もあって、ダウンロード数の制限が外れる等々、
自分もデザイナーで日々大量にデザインするという人には便利ですね。
私のようななんちゃってデザインには、無料ダウンロードユーザー登録でじゅうぶんです。

ちなみに「イラストAC」には「シルエットAC」という姉妹サイトもあって、こちらは完全に著作権フリーのようです。すごい。
アイコンのような小さめの素材が多いですが、これはこれで軽くて重宝します。

閑話休題。
で、巻三と四は、Canvaの中にあった素材です。
Canvaには、私のような無料ユーザーが無料で使える素材と、やはり有料の「プレミアム会員」だけが使えるプレミアム素材があります。
巻三のはフリー素材。信じられません! このジャンプ男子くん素敵すぎ。
(前に見たときは見つけられなかったので、最近追加されたのかも。)
巻四のはプレミアム素材なんですけど、じつはプレミアム会員にならなくても、プレミアム素材単品で購入もできるんです。120円だったかな。便利!
CanvaもシルエットACも、数秒に1回プレミアム会員になれなれ攻撃をしかけてきますが、無視していれば実害はありません。笑

Canvaの素材を見てて思うのは、基本たぶん海外(オーストラリア?)で用意されたものなのかな、ということです。
例えば……
男性のイラストやシルエットの、首が太い!! 笑笑
前からちょっと気になってたんですよねー。
逆に、「カップル」のポーズにバラエティがあって、おおっ!と思うのが多いのはさすがです。
イラストACのような日本発の素材だと、カップルのポーズがみんな似たようでおとなしめです。手をつないでるだけとか。
濃さが違う! 笑笑

『ダブルダブル』、この表紙たちみたいな、透明感と浮遊感とスピード感のあるおはなしにしていきたいと思っています。
お楽しみいただけたら嬉しいです。
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