作例14の1「沈める町」(戯曲・長編)

文字数 801文字

「沈める町」は、私の劇作家デビュー作で、渾身の一作です。
水のイメージのフリー素材を探していて、見つけたのがこれ。



ちょっと細めにトリミングして、Canvaでタイトルと作者名を入れたら、こうなりました。



まあ、こんなもんかな……、と。

でも、なんだか……、名刺みたい? なぜだろう?

しばらくそのままにして、西さん(師匠とお呼びしたい!)のページを見に行きました。
そしたら、これ! 「キスを待つ頬骨」。
やーん、かっこいい!
https://novel.daysneo.com/works/episode/c691f2e5eb8fb54515589d081cc78e4e.html

イラストはどうにもまねしようがないけれど、
そうか、文字をはみ出させる(見切れ)、という手があるんだ。
さっそくCanva上でやってみました。



「見切れ」ると、この水面が、写真の枠を超えてずっと広がっているんだな、と感じられるんですね。

タイトルはやっぱり明朝体のほうが、この作品には合いました。
そして作者名。沈んでいく感じを出そうとして、タイトルも作者名も縦書きにしていたんだけど、作者名を横にしてみたら、水の線となじんで、かえってタイトルの縦の線が目立つようになりました。

**********

その後……
思いきってチャットノベルに全編書き直しました。同時に徹底推敲しました。
あわせて表紙もほんの少しだけ手を入れました。
例の「濃紺の表紙多すぎ問題」に対応できるよう、同じ写真から切り出す部分を変えて、
キラキラ光る水を多めに。
並べて比べるとこんな感じ。上がもとの、下が水多めにしたバージョンです。




もとのほうが静かで落ちついている気もしますけど、
作品自体が、静かそうでとても激しい物語でもあるので、思いきって変えてみました。

*****

さて、これでもう決まり、もう変えることはないだろうと思っていた、んですけれども、
その後……
(次のページへつづく!)
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