第38話 アイアンマンジャパン’96 IN びわ湖 (1996年6月30日)

文字数 721文字

★「遠すぎたゴール」

毎年のことなのだが、「宮古島」から「びわ湖」までの期間がおよそ2か月、休養を取りながらレベルアップさせるという矛盾した日々が続く。
5月連休にはSUB3合宿、通称≪どんぐり合宿≫から足柄峠→富士小山→籠坂峠→山中湖→富士小山→山北の110㎞バイク、厚木市 八菅の往復コース33本(178㎞)、毎週末150㎞程度のロングライドで「びわ湖」に備えた。


好事魔多し・・・6月14日職場でケータリングサービス・パーティを担当した、後片付けの時、割れたワイングラスで左手甲を切り裂いてしまう。縫合処置をしたが1週間後の抜糸まで激しい運動ができなかった、スイムは無論ランもバイクもできなかった。8回目の「びわ湖」は直前のけがが完治しないまま、最終調整のテーパリングもないままに迎えた。


ランの20㎞で熱中症を悪化させ、嘔吐、発熱、手足の痺れ、リタイアした、
「びわ湖」2回続けてのDNFとなった。
SUB3会報用の出場会員のコメントが残っている。



《 この一年間練ってきた脱水症対策が見事にハズレました。
  思い切り一気に脱水症になり、情けないことにリタイアしてしました。
  歩いてでもゴールと思い必死で挑戦しましたが、それもならず残念です。
  再度復活計画を立てます》
           
熱中症は僕の天敵になってしまった。
水分・塩分・ミネラルの補給方法はじめ、耐暑トレーニングもいっぱい試しての再発だった。為す統べなく途方に暮れてしまった。
熱中症によるレーストラブルはこの後も続く。
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