第58話 想索者は時を超えて

文字数 1,010文字

分科学は哲学なるものから生じ、「分」がいつしか欠損し、現在は「科学」と呼ばれ、隆盛を誇っている。

もともと、愛知(フィロソフィア=智を愛する)という活動に西周が「希哲学」(聡い人=賢人の学を希(こいねが)う)と名付けたものから、「希」が省略され、「哲学」と呼ばれている。

「すべての(西洋)哲学はプラトンの註釈である」(確か、ホワイトヘッドの言)と言われるように、彼の著作は2000年の時を超え、未だに乗り越えられていないアイデアに満ちている(らしい。正直言って、彼の著作をまともに読んだことがないのよね)。

現在、マルチバース論という世界観が一般化しているが、その源はゴットフリート・ライプニッツの「可能世界論」という理論である。

想索=哲学者はその思考で世界を変えてきた。

フリードリッヒ・ヘーゲルは哲学は自由の拡張に寄与してきた(みたいなようなこ)と言っている(大変、恐縮だが、彼の著作も満足に読んだことがないのよね)。

数多の想索者はそのその閃きによって、世界を豊かにしてきた。

20世紀最大最高の哲学者はマルティン・ハイデガーともルートヴィヒ・ヨーゼフ・ヨーハン・ウィトゲンシュタインとも言われ、評価の別れるところであるが、ハイデガーを最大のウィトゲンシュタインを最高の哲学者と評したら、大団円であろう(見事な大岡裁きでしょ。まあ、おらあは越前やなく南部に在住しとるけど)。

んで、現在は21世紀なわけなんだが、おらあは史上最笑の想索者である訳なんだけど(言い切って、自身にビリー・ジョエルしてる訳所謂『プレッシャー』を課してるのよ)。

哲学=愛知って、とっても簡単でそんなお金もかかんないのよ(〜まあ、かけようと考えればなんぼでも投資は可能な方もおられそうね)。

知ることを愛し、人とコミュニケーションし、自身の考えを公言する、こんだけでいいのよ。

自身をはじめとするより多くの人々と幸せになるにはどうするのがよいか、そんなことを念頭に生きている、ただそんだけでいいと想うのよ。

だから、あなたも自身の信ずることに懸命に取り組み、勇気を出して人々と接してみて !

そうしたら、多分、人生、変わるはず。

日々の幸せ・恵まれてることに気づくことから、感激し・幸せを感じ、生きていく力にし、楽しく生きていく。

そんななんでもないような日常から、皆、とても大切なこと・大事な人なんかと巡り逢い、ひょっとしたら、偉大な功績を成し遂げられるの、かも。
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