第37話 Loving is Art

文字数 416文字

「愛とは技術である」エーリッヒ・フロムは説く。

技術であるから、学ぶことができるものである。

それは表現であり、日々の鍛錬により、向上することが可能である。

而るに、世には「愛すること」ではなく、「如何に愛されるか」の方法のみが説かれている。

そこに、世界のすべての問題の淵源がある。

「恋とは落ちるもの」であるとしたら、「愛とは拾うもの」ではあるまいか ?

「相手を理解したいと心から感じ、完全に自由を認め、ためを考え行動する」
これこそが、愛ではないだろうか。

「愛を学ぶために孤独があるなら、意味のないことなど起こりはしない」

「孤独に耐え得るもの、孤独の甘美を真に堪能出来るもの」が「真に愛する」ことが出来る。

孤独な魂の出会いが相手に依存的になるのは、「その孤独が癒されたため、その相手に夢中になる」ためであるという。

最後にエーリッヒの御言葉を
「1人の人を本当に愛するとは、すべての人を愛することであり、世界を愛し、生命を愛することである」
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