第29話 783

文字数 992文字

自分の783は幼い頃から、「悲しみ」であった。
中田さんのYouTube大学の悩みの3分類を視聴しててそう気づいた。
貪欲(求めすぎ・期待しすぎ)、怒り(失った悲しみ・挫折・コンプレックス)、妄想(思い込み・不安・優劣・善悪=判断)が783を分類した3種であると彼はおっしゃっていた。

「何故、人は互いを攻撃しがちで、仲良く一緒に生きていけれていないのだろう」
それが物心ついてからの常に抱いていた悲しさ・やるせなさ・生きることへの辛さだった。

夫婦というのは愛し合ったからこそ、婚姻関係を結び、家庭を営んでいる、と聴いていた。だが、自身の眼前の光景、これはなんなのだろう‥‥

心を胸を苦しめていた父母の不仲、それが最大の苦しみ=悲しみ、だった。

それが自身に哲学というものへ向かわせた。それを探求すれば仲良く生きていける方途、それが難しいなら、最低でも酷い争いをすることなく、快適に生きていける道を見出せる、そう想った。

だが、半世紀以上、生きてきて気づくことができた。
母があんなにも父を悪様に言ったのは
「寂しかったら、あなたを愛し、寂しかったから、あなた(父のことね)を憎んだ」
からなのだ、と。

すべての不運・嫌運は、その最中にいる時は、誠に苦しく、死にたい、と苦悶させるほどの体験である。

だが、その状況を乗り越えられた後には、明るい地平が開けて来る。
あなたがお幾つで、現在、どのようなお悩みに呻吟されているか、筆者は知る由もない。
だが、気休めにもならぬとわかってはいるが、そのあなたの飢渇した心もいつかは有難さ・感謝が誘う嬉しさの涙でいっぱいで潤う日を生きていれば必ず迎えられる。

こう記している自身の眼には熱い感謝からの嬉しさが誘う「古いアルバムの中に隠れて想い出がいっぱい」=H2Oが溢れてきて━━

あなたは長生きがしたいか ? だったら、今現在おられる、苦境としか感じられぬ状況での辛さをちと他人事のようによーく味わっておこう ! それを乗り越えられたら、その七転八倒が懐かしく想い出せる日が必ず迎えられる。

今すぐ死にたい ?
「おめでとう ! あなたは文句なく運がいい。何故なら、このメッセージに巡り会えたのだから。あと、1年だけ踏ん張って ! それでもまだ、あなたが死にたかったとしたら、是非、筆者にその辛さ・不満・嫌悪感を直接、筆者に訴えに来てくださったら、嬉しい。歓待申し上げよう」
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み