第22話 長期的な将来の

文字数 493文字

設計図を描け、と言われる一方で、方向性だけを決めて細かいことは想像・設定しない方がいい、とも言われる。

どちらがいいのだろう。と悩むのかもしれぬが、その人の人格・性格によって最適解は違ってくるのだろう。孔丘が『論語』の中で弟子に応じて矛盾する助言をしてた様に。

時間的な感覚があまり鋭敏でなく、アバウトな自分にはどれくらいが「長期的な将来」かがまったくもってわからない。50年前も3分前もさして変わらなく感ずる自分には、10年先も今夕もまた大差ないのだ。眼前のことに熱中し集中していたい、ただそれだけである。

たぶんこれからは大量生産大量消費社会は是正されて行く。数多くのものをより多くの人々に所有させるのがこれまでの社会の在り方であったが、これからは所有に拘る必要もなく、シェアとか共有という在り方で一つのものを何名かで使う、という方向性に社会は進んでいくだろう。

恋人なども共有する(かなり以前からそうしている人々はあっただろう)時代が。つまり、愛も独占から共有・博愛へ。子供も家庭という狭いコミュニティだけではなく社会の宝としてより多くの人々からの愛の心と手塩にかけて育成される社会へと。




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