第31話 ヒルマの永遠原理

文字数 428文字

中田さんのYouTube大学の「フェルマーの最終定理」を視聴した。

数学には明確な答えがあるらしいことは自明の理みたいだ。

世界で1番古い学問は「神学」であると苫米地博士はおっしゃっている。

そのカウンター・スタディが「哲学」である。

哲学は「法哲学」、「宗教哲学」、「社会哲学」など何にでもアクセスする性質がある。

哲学は答えに価値がある学問ではなく、「問う」ことに意義のある学問だ。

如何なる問いを発したかが、問われる、そういう珍しい遊戯である。

数学のように明確で正しい答えがある学問では決してない。

つまり、その樹立した意見に賛成できるかどうか、好きかどうかだけが問われている。

フェルマーの定理は300年かけてやっと証明されたという。

ところが、哲学(者)の主張・意見なるものは明確な正しい一個の答えがあるというものではなく、永遠に解明し尽くされぬものである。

昼間でも夜でもいつでも、決定的答えは見出すことのできない、永遠の証明を志すのが「哲学」なるものなのである。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み