第24話 課題リスト(2035年)

文字数 642文字

(鈴乃木が、課題リストについて説明する)

「これから、課題リストの説明をさせて頂きます」

鈴乃木が、口を開いた。

「自治体OSは、コンピュータのオペレーティング・システムですから、自治体OSの説明は、ITに詳しいお客様であれば、比較的簡単に理解していただけます。一方、ITに詳しくない方ですと、どうしても、わからない部分が出てきたり、そもそも、説明が退屈でわかりにくいという、ご批判を受けてしまいます。

問題を解決する場合には、原因を取り除く原因療法が正攻法で、対処療法は、お薦めできませんが、わかりやすいのは対処療法です。熱が出たら、解熱剤を飲むといった方法です。対処療法は、原因を取り除く訳ではありませんので、病気が再発する可能性もあります。ですから、これからの自治体OSの対処療法的な説明は、あくまで、例示による参考説明とお考えください。

ここでは、自治体OSが、解決可能な課題リストをあげます。このリストに、ご検討中の課題があれば、自治体OSは、導入の検討をして頂くに値します。

ITによる自動行政サービスを展開したい。

住民の情報を元に、将来の税収を予測したい。

公共施設の最適な維持管理計画をたてて、施設更新を含めて、経年的な維持管理コストを最小化したい。

リモート教育を充実させたい。

全住民の健康データベースをつくり、かかりつけ医、リモート診療とリンクさせ、最小のコストで、住民の健康を最大化したい。

信号機をなくして、交通事故を減らしたい。

人口の増減に対応した柔軟な自治体組織を作りたい」

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