第27話 後手
文字数 405文字
裏口から階段を上がり廊下に出て二階の部屋番号を確認する。
鍵がかかっていなかったのが妙だった。
そっと音を立てずに扉を開け異様な雰囲気を悟った航はライフルを置き、グロック19に持ち替え構える。そして、ゆっくり部屋の中へ歩み寄った時、倒れている古橋を見つけた。
(おっと......)
まだ誰か待ち伏せして潜んでいないか部屋の確認する。
誰もいないようだ。
『鶴さん......古橋が......』
『どうした?航』
『ナイフで刺されて死んでる』
『古橋が?』
『ああ、ナイフで.........』
『ありえないな』
古橋のナイフの腕をもってしても殺られるなんて考えられなかった。大量に血が床にこびりついている。すでに時間がたっている証拠だ。この窓から見える本田組が雇った殺し屋に違いない。
『くそっ』
先手を取られ計画が読まれているのは明白だ。
航は痕跡を残さないように素早く立ち去ることにした。
鍵がかかっていなかったのが妙だった。
そっと音を立てずに扉を開け異様な雰囲気を悟った航はライフルを置き、グロック19に持ち替え構える。そして、ゆっくり部屋の中へ歩み寄った時、倒れている古橋を見つけた。
(おっと......)
まだ誰か待ち伏せして潜んでいないか部屋の確認する。
誰もいないようだ。
『鶴さん......古橋が......』
『どうした?航』
『ナイフで刺されて死んでる』
『古橋が?』
『ああ、ナイフで.........』
『ありえないな』
古橋のナイフの腕をもってしても殺られるなんて考えられなかった。大量に血が床にこびりついている。すでに時間がたっている証拠だ。この窓から見える本田組が雇った殺し屋に違いない。
『くそっ』
先手を取られ計画が読まれているのは明白だ。
航は痕跡を残さないように素早く立ち去ることにした。