4月8日 お金の本3:年収が多いとお金持ちなのか

文字数 425文字

 過去十年間、毎年4億円稼いだ巨人と400万円稼いだ小人。

 三十年後の貯蓄額が大きいのはどっち?

 答え→わからない

 物語一:巨人は大喰らい

 毎年稼いだ4億円のうち、2.6億円は食費に消え、0.4億円は住居費に消え、光熱・水道費に0.6億円、家具や衣服に0.5億円、娯楽に0.6億円消費した。
 足りない分は借金した。

 いくら稼げても、欲望を抑えなければ、裕福であり続けることはできない。

 物語二:単一障害点

 巨人は稼いだお金すべてを一つのビットコインに投資した。
 小人はインデックス投資しつつ、生活できる現金+αを手元に残した。

 一つのビットコインは暴落した。巨人は経済的に破綻した。
 小人は大儲けしなかったが、長期的には儲かった。

 未来は神様でも予想できない。
 悪い方に転んでも、死なないようにしよう。

【参考文献】
 モーガン・ハウセル著、児島修訳『サイコロジー・オブ・マネー ――一生お金に困らない「富」のマインドセット』(ダイヤモンド社、2021)
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