4月2日 お金の本1:一例は一例であり、あなたではない

文字数 446文字

 第二次世界大戦前のアメリカ人は、死ぬまで働いていた。
 1975年時点で、65歳以上の年金収入者は全体の四分の一程度だったという。

 老後は働かないと「常識」が醸造されたのは、いつからだろう?

 数百万分の一の確率でしか大当たりしない宝くじを貧困者が買うのはなぜ?
 他に希望がないから。

 すでに貯金も家も幸せも掴んだ贅沢な連中に、この気持ちがわかるか。

 地球の反対側では価値観が違う。
 21世紀の農民と中世の農民では生き方が違う。

 わたしとあなたでは、お金に関する心構えが違う。

 契約金10年総額7億ドルの野球選手が、なぜ働き続けるのか。
 スーパーをはしごして一円でも安く人参を買う訳。
 借金しても泥沼のギャンブルにのめり込む。

 自称専門家が大声で叫ぶ「正しさ」を疑え。

 自分の生き方に適したお金との向き合い方を探らなければ、お金はけして応えない。

【参考文献】
 モーガン・ハウセル著、児島修訳『サイコロジー・オブ・マネー ――一生お金に困らない「富」のマインドセット』(ダイヤモンド社、2021)
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