ハイ上がりの音ガーとか、低音が物足りない!とか言う前に

文字数 727文字

 いろんな分野の趣味でお世話になっているJoshin電気WEBで、購入者のいろんなレビューなんかを暇つぶしに見ていると、いろんなレビューがあるものです。
 で、どんなオーディオ機器でもそうですが、上記の表題ようなことをとやかく言うレビューが多いと感じます。
 だけどこういう事って基本的には周波数特性に絡むもので、それは前の項でも述べた「アッテネーターとトーンコントロール」で如何様にも調整できる類のものです。
 これはクラフィックイコライザーがあればそれでもいいけど、そんなものが無くても、スピーカーシステムにはアッテネーター、サブウーファーなんかのレベル調整や、ほぼどんなアンプにも付いているBASS、TREBLEがあれば、周波数特性なんか如何様にでも、まあ、どうにでもなります。
 一般に音楽ソースって、何某かのマスタリングがなされている訳ですが、それは製作者の意図するところや、はたまた使用した機材なんかの影響もあると思われ、だからCDでもレコードでも、一つひとつ「音の味付け」が異なると思います。
 だから例えば表題のような周波数特性的な違和感を感じたら、機材のせいにせず、調整すればいいのです。
 ハイ上がりな音と感じたらTREBLEを少し絞ったらどうですか? トゥウィーターのアッテネーターを1~2dB絞ったら? はたまた低音が物足りないなら、BASSやサブウーファーのレベルを上げればいいのでは?
 新しい音響機器を使い始めたとき、それから新しい音楽ソースを再生するなら、そして上記のような違和感を感じたなら、まずは周波数特性を見直すべきです。
 高調波ひずみとか過渡特性とかはしょうがないですが、周波数特性を最適化すれば、驚くほど音は良くなりますから。
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