針圧調整の話
文字数 1,080文字
トーンアームのバランスウエイトを回してシーソーのようにバランスを取り、それからウエイトに付いている目盛りだけを動かして0に合わせ、それからバランスウエイトごと、ねじを締めるように回してトーンアームの軸に近づけるとシーソーのバランスが崩れ、それで針圧が掛かります。このとき目盛りの数字が掛かった針圧ということになります。
だけどこの目盛りはあまり精度が良くないので、針圧計を使うといいです。(私は自作しましたけど)
それと、ONKYO CP1050の結構困ったことは、重たいヘッドシェルとカートリッジを使うと調整範囲を超えてしまいます。「これは大問題だ」「えらいこっちゃえらいこっちゃ」とネットで騒いでいる人がいますが、どうっていうことはありません。バランスウエイトに重りを巻きつければいいのです。
私はバランスウエイトに薄手のスポンジを巻き、その上に鉛の短冊状のシートを巻き付け、最後はテープで留めています。なぜスポンジを巻くかというと、バランスウエイトと鉛をサスペンションのように浮かすためです。
実はレコード再生時、カートリッジからの振動がトーンアームを伝い、バランスウエイトを振動させ、その振動がまたカートリッジにはね返り、それが音を悪くしているという話があります。だから高級機種ではバランスウエイトに衝撃吸収の機能を与えてあります。それでまあ気休めですが、どうせ鉛の短冊を巻くのだから、そういう効果を狙ってスポンジを巻いたのです。
ところで、バランスウエイトを追加すると、針圧調整の目盛りは全くあてにならなくなります。私の場合、針圧計で2gに調整していますが、そのとき目盛りは1.3gを指しています。
さてここで、何かの質問コーナーでこんなやり取りがありました。
初めてレコードプレーヤーを買い、針圧調節で説明書通りバランスウエイトを動かしバランスを取り、それから目盛りを回して2gに合わせ、アンチスケーティングも2gに合わせましたが、アームリフターを降ろしてもトーンアームはぷあんぷあんと動き続け、勝手にアームレストまで戻ってしまいます。
これって、ゼロバランスを取って、それからバランスウエイトをねじ込むことなく、そのまま目盛りだけ2gに合わせたんでしょうね。だからゼロバランスのままになっているのでしょうね。目盛り環を回せば内部で特別な機構が働き、2gに針圧が掛かるとでも思っているのでしょう。
ところがこの質問に対する回答が振るっていました。
「まずは水準器で正確に水平を出して下さい」
漫才で「ぼけ」と「突っ込み」がありますが、これでは・・・
だけどこの目盛りはあまり精度が良くないので、針圧計を使うといいです。(私は自作しましたけど)
それと、ONKYO CP1050の結構困ったことは、重たいヘッドシェルとカートリッジを使うと調整範囲を超えてしまいます。「これは大問題だ」「えらいこっちゃえらいこっちゃ」とネットで騒いでいる人がいますが、どうっていうことはありません。バランスウエイトに重りを巻きつければいいのです。
私はバランスウエイトに薄手のスポンジを巻き、その上に鉛の短冊状のシートを巻き付け、最後はテープで留めています。なぜスポンジを巻くかというと、バランスウエイトと鉛をサスペンションのように浮かすためです。
実はレコード再生時、カートリッジからの振動がトーンアームを伝い、バランスウエイトを振動させ、その振動がまたカートリッジにはね返り、それが音を悪くしているという話があります。だから高級機種ではバランスウエイトに衝撃吸収の機能を与えてあります。それでまあ気休めですが、どうせ鉛の短冊を巻くのだから、そういう効果を狙ってスポンジを巻いたのです。
ところで、バランスウエイトを追加すると、針圧調整の目盛りは全くあてにならなくなります。私の場合、針圧計で2gに調整していますが、そのとき目盛りは1.3gを指しています。
さてここで、何かの質問コーナーでこんなやり取りがありました。
初めてレコードプレーヤーを買い、針圧調節で説明書通りバランスウエイトを動かしバランスを取り、それから目盛りを回して2gに合わせ、アンチスケーティングも2gに合わせましたが、アームリフターを降ろしてもトーンアームはぷあんぷあんと動き続け、勝手にアームレストまで戻ってしまいます。
これって、ゼロバランスを取って、それからバランスウエイトをねじ込むことなく、そのまま目盛りだけ2gに合わせたんでしょうね。だからゼロバランスのままになっているのでしょうね。目盛り環を回せば内部で特別な機構が働き、2gに針圧が掛かるとでも思っているのでしょう。
ところがこの質問に対する回答が振るっていました。
「まずは水準器で正確に水平を出して下さい」
漫才で「ぼけ」と「突っ込み」がありますが、これでは・・・