高価なスピーカースタンドの話

文字数 960文字

 随分高価なスピーカースタンドが出回っています。一本五万とか十万とかぶったまげるような値段で。それで、そういうスピーカースタンドのホームページでは、「当方のスピーカースタンドは特殊な構造で、スピーカーの能力を120%発揮します」なんて、驚くべきことが書いてありました。はたまたネットである人が、1本6万の4306に1本5万のスピーカースタンドを使えとか。
 私ならその予算で一本11万のスピーカーを買って、そこら辺の椅子に乗せますけどね。

 ところで、スピーカーを置くコツを述べます。低音用スピーカーが床からアバウトに70cmくらい、背面や側面の壁からもその程度離れているのが経験的にいいようです。スペース的にきついならせめて30cmは離したいところです。
 それとスピーカーを乗せるものはしっかりとした、つまりスピーカーの振動にぶんぶん共鳴しないようなものならいいです。何でもいいです。
 そして私はスピーカーを乗せるとき、前の両端に二か所、後ろに一か所、3mm厚で1cm四方くらいのゴムのシートを挟みます。だけど安直に、スポンジの入った薄手のクッションのある椅子にぽんと乗せてもいいと思います。だけど大事な事は、それで「いい音」が出ているか確かめることです。あとは離れ業で、天井、というか梁からワイヤーで吊るしちゃう手もあります。
 つまりスピーカー設置の理想は、反重力装置でも使って空中に浮かしておくことです。それが出来ないから、丈夫な椅子なんかにゴムを介して乗せるわけです。そういえば昔はコンクリートブロックに乗せるのが流行っていましたね。

 ちなみに私の場合、サブウーファーをスピーカースタンド代わりに利用しています。とにかくサブウーファーはスピーカースタンドなのです。この際、サブウーファーの角、または淵と4306の角、または淵を会わせて(その部分が丈夫だから)、そこにゴムのシートを挟んでいます。互いの振動が伝わらないように。
 で、おまけとして28Hzから50Hzの重低音をアシストしてくれていますけど。
 前にも言ったように、おまけとしてサブウーファーとしての機能を持つ、私が愛用しているスピーカースタンドはSONY のSA-CS9で、一本実売17000円でした。冒頭に書いた5万10万のスタンドよりは随分割安ですね。

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