ヘルプデスクのコーチング
文字数 628文字
私は彼にすべての条件のリストを送り、彼はその機能を実装させる。
また彼はマクロの作成者の意図を探り、不具合や処理能力の弱点を克服させる。
特徴的なのは彼は私にも協力をさせたことだ。
ここの部分は自分でも出来るから設定してみてくださいとか、実践させるように返信してきた。
私はこわごわながらもチャレンジしてみたり、彼に教わったりして発注するだけでなく徐々に自分のスキルアップにも目が向くようになった。
ただ、私は後輩の女性のことがまだ気がかりだったので、ある日「~さんがこのように親切に対応してくれるのは後輩の~さんのためですか?」と意地悪な質問をしてしまった。
彼はそのようなレベルまでのめり込んでくれていたから。
誰かのためでないと不思議なくらい。
彼はその質問には答えなかった。
なんなら私の「気持ち」に関する文章には一切反応しなかった。
ただ、マクロ作成者が崩壊寸前の内容でがんばろうとしていた痕跡を認めるような発言をしていたっけ。
私はもやもやしながらも彼の完成を待つことにした。
こうして私が発注したうち3種類ができあがり、彼の大仕事は山場を越えた。
私は感謝を伝え、そのマクロを大々的にチームへリリースすることが出来た。
彼が改善したマクロは同じ機能を持つ別の部署が作った別のソフトより処理が早く、ふたつのタイムトライアルの成績も好評だった。
私はその状況も彼に伝えた。「タイムトライアルテストまでに改善が間にあって良かった」とメールを寄越したあと、しばらく連絡が途絶えた。
また彼はマクロの作成者の意図を探り、不具合や処理能力の弱点を克服させる。
特徴的なのは彼は私にも協力をさせたことだ。
ここの部分は自分でも出来るから設定してみてくださいとか、実践させるように返信してきた。
私はこわごわながらもチャレンジしてみたり、彼に教わったりして発注するだけでなく徐々に自分のスキルアップにも目が向くようになった。
ただ、私は後輩の女性のことがまだ気がかりだったので、ある日「~さんがこのように親切に対応してくれるのは後輩の~さんのためですか?」と意地悪な質問をしてしまった。
彼はそのようなレベルまでのめり込んでくれていたから。
誰かのためでないと不思議なくらい。
彼はその質問には答えなかった。
なんなら私の「気持ち」に関する文章には一切反応しなかった。
ただ、マクロ作成者が崩壊寸前の内容でがんばろうとしていた痕跡を認めるような発言をしていたっけ。
私はもやもやしながらも彼の完成を待つことにした。
こうして私が発注したうち3種類ができあがり、彼の大仕事は山場を越えた。
私は感謝を伝え、そのマクロを大々的にチームへリリースすることが出来た。
彼が改善したマクロは同じ機能を持つ別の部署が作った別のソフトより処理が早く、ふたつのタイムトライアルの成績も好評だった。
私はその状況も彼に伝えた。「タイムトライアルテストまでに改善が間にあって良かった」とメールを寄越したあと、しばらく連絡が途絶えた。