呼子の里

文字数 137文字



森で逸れた我が子を探している内に、私は廃村らしき場所に着いた。泣きながら必死に子供の名を呼ぶ。すると一軒の家から子供の笑い声が聴こえるではないか。太郎。ここに居たのね。安堵して家の扉を開けると、不気味な娘がこちらを振り向いた。太郎の声で娘が言う。『母さん。おかえりなさい。』
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登場人物紹介

作者の作品を、温かく見守る謎の老婆。


『冥土の土産は出来たのかい?』

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