見知らぬ友人

文字数 139文字



俺は全焼した実家の前で呆然と立ち尽くしていた。放火だって・・。家族を失った悲しみに落胆していると、肩を叩かれた。久しぶり。元気出せよ。俺、BARをやってるんだ。飲みに来いよ。中学校の時、世話になった礼もあるしさ。差し出されたBARのマッチ箱からは、微かにガソリンの香りが漂った。
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登場人物紹介

作者の作品を、温かく見守る謎の老婆。


『冥土の土産は出来たのかい?』

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