レクイエム

文字数 137文字



とある依頼者から鎮魂歌の作曲を頼まれた。路線バスの事故で命を失った愛娘の弔いだと言う。俺は想像力を働かせる為、バスに乗り込んだ。吊り革に凭れながら順調に作曲は進む。しかし最後の一音が見つからない。俺は何故か誘われる様に目の前の停車ボタンを押した。彼女が少し微笑んだ気がした。
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登場人物紹介

作者の作品を、温かく見守る謎の老婆。


『冥土の土産は出来たのかい?』

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