深手

文字数 128文字


20年振りの同窓会。

中学、高校と、いじめで苦しい6年間だった。

もう皆、家族や子供も居るのだろう。

あぁぁぁ忌々しい!

私は灯油で火だるまとなり

同級生達の居る体育館へ突っ込んだ!

そんな・・だ、誰も居ない・・・

私は燃え盛る炎の中

引き攣った顔で

35年振りに微笑んだ。
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登場人物紹介

作者の作品を、温かく見守る謎の老婆。


『冥土の土産は出来たのかい?』

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