あの世の海

文字数 137文字



今年は不漁続きで、ご先祖様へ御馳走を供える事も出来やしない。俺は単身、盆の海へ出た。暗い海へと網を打つと、大量の魚が掛かっていた。大漁だ。大漁旗を誇らしげに掲げ港に入る。『船長さん。大漁めでたいな。でも後ろに居る大勢の船員達は、虚な眼で顔が青白い様だが具合でも悪いのかい?』
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登場人物紹介

作者の作品を、温かく見守る謎の老婆。


『冥土の土産は出来たのかい?』

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