最後の言葉

文字数 140文字



祖母のお見舞いに行きました。祖母は自分の事よりも私の話を聞きたいと可愛くせがむのでした。お見舞いに訪れる度に『またね。』と私の手を握る祖母。そんな或る日のお見舞い、祖母は私の手を握らず『バイバイ。』と手を振りました。次の日、私は病室の空のベッドをいつまでも見詰めていました。#実話
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登場人物紹介

作者の作品を、温かく見守る謎の老婆。


『冥土の土産は出来たのかい?』

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