老婆と少女

文字数 130文字



『あの娘が良いかのぉ。その為に、この歳で医大の解剖学まで学んだんじゃ。優しいお婆ちゃんを演じ、この仕込み杖の麻酔で眠らせる。運び役の男も依頼通り居るようじゃな。でも殺す訳じゃない。私ゃ若い娘の心の臓が見たいだけ。思い出したいんじゃ。若かりし頃の胸の高鳴りを。』
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

作者の作品を、温かく見守る謎の老婆。


『冥土の土産は出来たのかい?』

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み