冬眠

文字数 134文字



嫌な事があったので魚を食べました。
感情が深く沈んで行きました。

悩んでいたので肉を食べました。
燻されて片目から涙が出ました。

苦しいのでケーキを食べました。
甘いのは自分自身だと知りました。

寂しいので葡萄を食べました。
寂しさは一粒づつに分かれました。

沢山食べたので眠ります。
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登場人物紹介

作者の作品を、温かく見守る謎の老婆。


『冥土の土産は出来たのかい?』

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