公認
文字数 566文字
次のに日曜日の昼下がり。左半次は着物姿でいつもの団子屋にいた。
「久しぶりの着物だ。昔は祭りのときによく着たもんだ。ちょっと落ちつかねえな。それに、なんだか股下が涼しい気がする。」
左半次は焼き団子を食いながら足を広げて座って通りを眺めていた。
「左半次、ふんどし忘れてるよ。」
店の奥から女将さんが叫ぶ。
「鐘楼は時の鐘だけでいいんだよ。その、こきたねえ釣鐘をとっととしまっちまいな。」
常連の客が叫ぶ。
「最近じゃ着物には下着はつけないっていってなかったっけ。」
左半次は、長い白布を受けとると手馴れた手付きで締め始めた。
「それは、女の話。最近はティーパックってのをつけてるみたいだぜ。」
「それは、Tバック。三流同人誌のエロねた見過ぎ。」
「ジャジャーン。本日も恐怖団の団子、売りまくっちゃうかなね。」
「キャー。響の旦那。こっち向いてー!」
金髪、イケメンのジョウのことだ。さすがにファンもいる。
「出たな甘党。もとい。出たな悪党。」
左半次はお茶をぐいっと飲んだ。
「日常~茶飯事!」
叫び声と共に、周辺の店から店主たちがなにやらガチャガチャと赤いものを抱えて飛び出してきた。そして、左半次を取り囲んだ。一分後、店主達が解散するとそこには真っ赤な鎧武者が立っていた。
「商店街公認、新・日常マン。」
「久しぶりの着物だ。昔は祭りのときによく着たもんだ。ちょっと落ちつかねえな。それに、なんだか股下が涼しい気がする。」
左半次は焼き団子を食いながら足を広げて座って通りを眺めていた。
「左半次、ふんどし忘れてるよ。」
店の奥から女将さんが叫ぶ。
「鐘楼は時の鐘だけでいいんだよ。その、こきたねえ釣鐘をとっととしまっちまいな。」
常連の客が叫ぶ。
「最近じゃ着物には下着はつけないっていってなかったっけ。」
左半次は、長い白布を受けとると手馴れた手付きで締め始めた。
「それは、女の話。最近はティーパックってのをつけてるみたいだぜ。」
「それは、Tバック。三流同人誌のエロねた見過ぎ。」
「ジャジャーン。本日も恐怖団の団子、売りまくっちゃうかなね。」
「キャー。響の旦那。こっち向いてー!」
金髪、イケメンのジョウのことだ。さすがにファンもいる。
「出たな甘党。もとい。出たな悪党。」
左半次はお茶をぐいっと飲んだ。
「日常~茶飯事!」
叫び声と共に、周辺の店から店主たちがなにやらガチャガチャと赤いものを抱えて飛び出してきた。そして、左半次を取り囲んだ。一分後、店主達が解散するとそこには真っ赤な鎧武者が立っていた。
「商店街公認、新・日常マン。」