第31話
文字数 580文字
「誰だ!敵か!?」
警戒した千多喜が叫ぶ。直ぐに臨戦態勢に入ろうとするが、まあまあ、と玲亜二になだめられる。
「そう驚かないでください……私の名前はフィリベール。この塔の支配人……とでも言いましょうか。」
「それじゃあ、この塔に鍵をかけたのもお前か?」
玲亜二が怒り口調でフィリベールと名乗った男を詰める。
「ええ。……あなた達、魂を成仏させるためにこの世界で色々と動いていますでしょう?……そういうの、迷惑なんですよね。」
フィリベールの態度が一変する。先程まで紳士的な雰囲気だったのにも関わらず、今はもうその面影すらもない。
「やっぱり敵じゃねーかよ……行くぞ!千多喜!」
「ああ!」
2人は息を合わせて攻撃する。
しかしその攻撃は無意味だった。玲亜二の魔法も、千多喜の銃弾も、フィリベールに辿り着くまえにスッと消えてしまったのだ。
「なんだ!?」
「ふふ……やはり4階の奴らと同じですね……貴方たちにはもっと厳しい試練を与えましょう。乗り越えられたら……私と戦う権利をさしあげます。」
「おい!どこ行くんだよ!」
そう叫んだのもつかの間、空間にはモニターが出現し、そこに文字が映し出される。
「生き残りを賭けたバトル
・生き残るのは2人のうち1人
・制限時間が過ぎた後に2人とも生きていた場合はどちらも死ぬ
・その1人と先程までの3人でフィリベールと戦う
・それでは殺し合いを始めてください」
警戒した千多喜が叫ぶ。直ぐに臨戦態勢に入ろうとするが、まあまあ、と玲亜二になだめられる。
「そう驚かないでください……私の名前はフィリベール。この塔の支配人……とでも言いましょうか。」
「それじゃあ、この塔に鍵をかけたのもお前か?」
玲亜二が怒り口調でフィリベールと名乗った男を詰める。
「ええ。……あなた達、魂を成仏させるためにこの世界で色々と動いていますでしょう?……そういうの、迷惑なんですよね。」
フィリベールの態度が一変する。先程まで紳士的な雰囲気だったのにも関わらず、今はもうその面影すらもない。
「やっぱり敵じゃねーかよ……行くぞ!千多喜!」
「ああ!」
2人は息を合わせて攻撃する。
しかしその攻撃は無意味だった。玲亜二の魔法も、千多喜の銃弾も、フィリベールに辿り着くまえにスッと消えてしまったのだ。
「なんだ!?」
「ふふ……やはり4階の奴らと同じですね……貴方たちにはもっと厳しい試練を与えましょう。乗り越えられたら……私と戦う権利をさしあげます。」
「おい!どこ行くんだよ!」
そう叫んだのもつかの間、空間にはモニターが出現し、そこに文字が映し出される。
「生き残りを賭けたバトル
・生き残るのは2人のうち1人
・制限時間が過ぎた後に2人とも生きていた場合はどちらも死ぬ
・その1人と先程までの3人でフィリベールと戦う
・それでは殺し合いを始めてください」
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