第18話

文字数 292文字

「……私、ひとつ気になることがあって。」
元の世界に戻って別荘へと歩いていく道の途中で、紗楽が話し出す。
「前は、御世汰さんたちが怪物を倒してきて、今回は私たちが怪物を倒したじゃないですか。
これって――全体の異変の解決に近づいているのでしょうか?」
「あー!それ思った!ただ無闇に敵をやっつけてるだけじゃ何も変わらないよね?」
葉加も紗楽の話に同意し、満紘も確かに……と悩んだ顔をする。
「そうだね……どうしたらいいんだろう。とりあえず何か情報が出てくるまでは、無闇にでも敵を片付けるしか無いのかな。」
みんなにもこれは話しておこう。と貴祢。
そんな話をしながら、4人は別荘へと歩いてゆくのだった。
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