12. ぬくもりのひとりごと。そばにいてもいいかしら

文字数 465文字

もしも寂しかったら、わたしがそばにいてもいいかしら。

太陽の光になって、星の瞬きになって、鼻歌になって、大好きの言葉になって、奇跡になってあなたの隣へ舞い降りて、一緒に過ごしてもいいかしら。

今日もお外は寒いわね。あなたの溜息、白く縁取られてるみたい。その白いもやもや、わたしにくれる?全部抱きしめて温めてから、お空にあげて、虹にしてもらうの。



明るい曲を聞きたくない気分のとき。心が休まらないとき。頭の中のあなたがあなた自身を咎めるとき。きっと、寒いよね。空っぽの手が、悲しいよね。何も、考えたくないよね。

そんなとき、これだけは覚えておいてね。無理しないでいいよ。見たことあるかなあ、たんぽぽは太陽とおはなしした後、お月様と一緒に眠るの。夜には花を閉じて、夢をみるの。あのね、あなたも、あなたの太陽が昇るまで、おやすみするのはどうかしら。大丈夫、太陽は必ずおはようって言ってくれるわ。


どんなときも、わたしはずっと想ってる。あなたの大事な今が、毎日が、人生が、あたたかい日の連なりでありますように。大切なあなたが、幸せでありますように。
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