ひとりごと。解放宣言

文字数 848文字

幸せのためにガムシャラ頑張る必要はないけれど、妥協しちゃだめだよ。
君の幸せを掴めるのは、君だけなのだから。

家族、友人、恋人。周りにいる人々、様々な顔ぶれ。
彼らは頼り甲斐のある存在かもしれない。
けれど君の幸せを保証してはくれない。

彼らの笑顔が君を幸せにするかもしれない。
けれど「彼らの笑顔」を幸せの定義に入れているのは、他でもない君だよね。

君にとっての幸せは何かな。

世間一般の幸せ像ではなく、平均的な幸福感ではなく、誰もが求める幸運ではなく、君にとっての幸せは何かな。すぐに答えられるでしょう。君自身のことだもんね。

人は何のために生まれてきたのか。
それはきっと幸せに生きるため。
では幸せとは何か。
それはきっと最期まで探究される問い。

人の心は移ろいゆく運命にあるから、答えが出ても、次の瞬間問いに戻る。

あの答えは最適だったのか。己の判断は正しかったか。正しいと思っていたのに、今この瞬間、自分で自分を疑っているのは何故(なにゆえ)か。

答えは簡単。人の心は移ろいゆく運命にあるから。

あのときの最適解が今の最適解とイコールにならなくても自分を責める必要はない。
環境は変わる。人は変わる。社会は変わる。世界は変わる。常に変わる。
であれば、そのときどきの解を考えればいいだけの話。
どうかな、この世は単純明快でしょう。

変化にあわせて幸せの中身を変えていく。そこに妥協を入れちゃダメだよ。

本当は知っているでしょう。移ろいゆく世界の中、唯一価値が変わらないのは、経験を重ね多種多様な感情を編み出し思考し続けてきた、君の心だけであると。それは常に君の味方。そしてまた、妥協を決めるのも君の心。

これを読んでいる限り、誰が何と言おうと、君は君の命を紡いでいる。
であれば、生きている奇蹟を味わうべきだ。素直に幸せを味わうべきだ。
君が思う君の幸せを体感するといい。

何故か。答えは簡単。君が人として生まれたから。

ほら、いってらっしゃい。
言葉()の先で、解放感が待っている。
さあ、いってらっしゃい。
最高に尊い、君の幸せへ。
言葉(これ)は全て、君への餞。
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