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文字数 427文字
テツヤやアイやミチコが、白木のアパートに来出した頃は、いろんな奴が授業をさぼっては一服していく息抜の場所として活用していたため、ふらりとアパートに行くと、とんでもない場面に遭遇することもあった。
一度は、ドアを開けると、そこで、ミチコが野村勇次とキスをしていたこともあった。
野村はテツヤと同じ中学出身で、空手をしているキザな奴で僕は虫が好かなかった。
聞けば、ミチコは僕達と同い年で、私立の女子校に入学したのであるが、退学となり、この高校に再入学したのである。であるから、ミチコと野村は、中学の時は同級で、恋人同士であったが、ミチコが遠く離れた街の学校に入学したため、別れたとのことだった。
「なんだ、そんなことか、バカやろう。しかし、最近来出した野村のヤロウに、ここで好い思いをさせることは許せん。オレらでも何にもしてないがに、もってのほかだ」
と、僕は内心惚れかけていたミチコに、すでに仲睦まじい男が存在していたことに、少なからずショックを受けた。
一度は、ドアを開けると、そこで、ミチコが野村勇次とキスをしていたこともあった。
野村はテツヤと同じ中学出身で、空手をしているキザな奴で僕は虫が好かなかった。
聞けば、ミチコは僕達と同い年で、私立の女子校に入学したのであるが、退学となり、この高校に再入学したのである。であるから、ミチコと野村は、中学の時は同級で、恋人同士であったが、ミチコが遠く離れた街の学校に入学したため、別れたとのことだった。
「なんだ、そんなことか、バカやろう。しかし、最近来出した野村のヤロウに、ここで好い思いをさせることは許せん。オレらでも何にもしてないがに、もってのほかだ」
と、僕は内心惚れかけていたミチコに、すでに仲睦まじい男が存在していたことに、少なからずショックを受けた。
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