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文字数 273文字

 アイと僕が授業をさぼって、白木のアパートで二人だけでタバコを吹かしていた時、僕はアイに、
「女の子って普段はどんなことを話しようが」
 と聞いてみた。
「そうやね、結構三木君のこととか、話題になりようよ」
「オレのことって、どんなこと」
「三木君に抱かれてみたいとか」
 僕は、思わずむせていた。
「うそこくな、そんなことはないろう」
 と僕が、目じりを下げて言うと、
「それはうそやけんどね、三木君は知らんかもしれんけんど、女子の間でけっこう人気あるがぜ」
 アイからはその後こんな風に、よく授業をさぼって二人きりでいる時などに、女子のことなどを聞いたりした。
 
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